日本のテレビドラマ
特典映像の全262話の予告編集だけでも見応えあるぞ! : キイハンター BEST SELECTION BOX(DVD)
2008/6/24 hide-bonベスト65レビュアー
子供の頃、土曜の夜は「全員集合」から「キイハンター」を観るのがトレンドだった。今回、取りあえず傑作集として、5年間のエピソードの中から抜粋された20篇がDVD化され、陽の目を見る事が出来たのは喜ばしい。ディティールなど到底覚えていないのだが、懐かしさも伝わって、つい購入してしまった。
総てのエピソードは追々観るとして、まずは特典の全262話分の予告編集を楽しんだ。収録時間なんと168分!これだけでも十分壮観、いやはや凄いことである(笑)。菊池俊輔のお馴染みのテーマ曲に、「プロフェッショナル・キイハンター、次の赤いシグナルは、、、」の名調子で始まる芥川隆行のナレーション。アクション、お色気、ホラー、コメディ、子供心にその大人感覚にドキマキしながら、両親の後ろで観ていた記憶が甦ってくる。
ドラマの予告ナレーションと言えば、松田優作自らが舞台裏を明かしながらコミカルに番宣していた「探偵物語」が有名だが、予告編映像に合わせて見所を語るこちらの芥川節もなかなかに聴かせる。口上は誰が考えていたのか?南原宏治、戸浦六宏、渡辺文雄、上田吉二朗、今井健二、岡田真澄、小池朝雄、田口計、ジェリー藤尾、露口茂、根岸明美、真理アンヌら当時の東映や新劇界の個性派俳優たちが何度も登場、若き日の蜷川幸雄や石橋蓮司、梶芽衣子の顔も確認できる。室田日出男など、出てない月はないのではないかと思える位露出度が高い。
切通理作の言葉を借りるなら、国際的陰謀から銀行強盗まで脈絡なく、警察との位置関係も曖昧なまま、“恋も夢も望みも捨てて”の割りには、遊びに行った先で事件に出くわす(笑)と言う無国籍アクション的その作品世界観が窺える特典。
総てのエピソードは追々観るとして、まずは特典の全262話分の予告編集を楽しんだ。収録時間なんと168分!これだけでも十分壮観、いやはや凄いことである(笑)。菊池俊輔のお馴染みのテーマ曲に、「プロフェッショナル・キイハンター、次の赤いシグナルは、、、」の名調子で始まる芥川隆行のナレーション。アクション、お色気、ホラー、コメディ、子供心にその大人感覚にドキマキしながら、両親の後ろで観ていた記憶が甦ってくる。
ドラマの予告ナレーションと言えば、松田優作自らが舞台裏を明かしながらコミカルに番宣していた「探偵物語」が有名だが、予告編映像に合わせて見所を語るこちらの芥川節もなかなかに聴かせる。口上は誰が考えていたのか?南原宏治、戸浦六宏、渡辺文雄、上田吉二朗、今井健二、岡田真澄、小池朝雄、田口計、ジェリー藤尾、露口茂、根岸明美、真理アンヌら当時の東映や新劇界の個性派俳優たちが何度も登場、若き日の蜷川幸雄や石橋蓮司、梶芽衣子の顔も確認できる。室田日出男など、出てない月はないのではないかと思える位露出度が高い。
切通理作の言葉を借りるなら、国際的陰謀から銀行強盗まで脈絡なく、警察との位置関係も曖昧なまま、“恋も夢も望みも捨てて”の割りには、遊びに行った先で事件に出くわす(笑)と言う無国籍アクション的その作品世界観が窺える特典。
内博貴が非常に美しい : ドレミソラ DVD-BOX(DVD)
2008/6/11 真鳥ックスベスト12レビュアー
このドラマは、関ジャニ8だった内博貴が
15〜16才の夏に撮影したドラマです。
お昼の帯番組なので40話近くありますし、
なにより、OPの内が美しい。
少年が1番美しい時期とは、こういう
姿ではないかと思う、圧倒的な美貌です。
15〜16才の夏に撮影したドラマです。
お昼の帯番組なので40話近くありますし、
なにより、OPの内が美しい。
少年が1番美しい時期とは、こういう
姿ではないかと思う、圧倒的な美貌です。
織田裕二の“ワル”ぶりが際立っているが、実は三谷幸喜初の連続TVドラマ。 : 振り返れば奴がいる DVD-BOX(DVD)
2008/5/26 hide-bonベスト65レビュアー
今や演劇界のみならず、TVドラマ、映画、出版の世界とエンタテインメント全般で八面六臂の活躍を見せる三谷幸喜。東京サンシャインボーイズ時代からのファンにとっては嬉しいけれど、新作舞台のチケット確保がままならないのが複雑な処(苦笑)。このドラマは、ファンなら先刻ご承知の通り、三谷が初めてゴールデン枠の連続TVドラマの脚本を手掛けた作品。今作の成功、評判から広く世間に知られ、メジャーの道を駆け上がっていく契機になったのは衆目の一致する処だ。
権力闘争、腐敗が横行する大病院を舞台に、2人の若き医者の相反する生き方と対立を通して、野心と良心、善と悪、正にカインとアベル的な骨太なヒューマン・サスペンスの要素が強いが、節々にギャグやユニークなキャラクターが散りばめられているのはいかにも三谷的。一説には、初の連ドラとそのテーマ性から、コメディの味付けを希薄にした(と強要された〜笑)とも言われている。三谷ドラマの特徴に、そのシチュエーションやコンセプトに、三谷自身が愛する既存の作品たちからのインスパイア、引用を踏まえる事が挙げられる。今作では「白い巨塔」や「ブラックジャック」の影響が色濃いが、それを換骨奪胎して自らの世界を構築してしまう処が上手い。
今では“陽気で熱血な2枚目半”の役柄が定着した織田裕二のワイルドで冷徹な魅力が印象的だが、風見鶏的に処世する鹿賀丈史が絶品。今見ても、少しも古さを感じさせない傑作だと思うが、千堂あきほ、中村あずさの顔ぶれを見ると、さすがに時代を感じるなぁ。
権力闘争、腐敗が横行する大病院を舞台に、2人の若き医者の相反する生き方と対立を通して、野心と良心、善と悪、正にカインとアベル的な骨太なヒューマン・サスペンスの要素が強いが、節々にギャグやユニークなキャラクターが散りばめられているのはいかにも三谷的。一説には、初の連ドラとそのテーマ性から、コメディの味付けを希薄にした(と強要された〜笑)とも言われている。三谷ドラマの特徴に、そのシチュエーションやコンセプトに、三谷自身が愛する既存の作品たちからのインスパイア、引用を踏まえる事が挙げられる。今作では「白い巨塔」や「ブラックジャック」の影響が色濃いが、それを換骨奪胎して自らの世界を構築してしまう処が上手い。
今では“陽気で熱血な2枚目半”の役柄が定着した織田裕二のワイルドで冷徹な魅力が印象的だが、風見鶏的に処世する鹿賀丈史が絶品。今見ても、少しも古さを感じさせない傑作だと思うが、千堂あきほ、中村あずさの顔ぶれを見ると、さすがに時代を感じるなぁ。
不思議にゆったりとした時間と空間に入り込んだみたいな : めがね(3枚組)(DVD)
2008/5/10 風ベスト78レビュアー
寄せては返す波のように、不思議にゆったりとした時間と空間に遊んだみたいな気分。ずっと前にどこかに落として、なくしたことさえ忘れていたものを見つけたみたいな、そんな気持ちにもなりました。
青い海が広がる南の島で、民宿(でいいのかな)「ハマダ」の人たちと、話がうまくかみ合わない小林聡美。前半は、彼らのとんちんかんなやり取りに、ぷぷっと吹いたりしながら見ていました。そうした、どこかコミカルな雰囲気がすーっと消えていって、夢まぼろしの蜃気楼めいた風景へと話が入っていく。もたいまさこが漕ぐ自転車が現れるその幻想的なシーンは、かなりのインパクトがあって忘れられないなあ。
忘れられない、印象的なシーンがもうひとつ。小林聡美が、かき氷を食べるシーン。その最初の一口を食べた瞬間の彼女の表情が絶品で、自然と涙がこぼれていました。素晴らしいワン・シーンに、胸がいっぱいになりました。
前作『かもめ食堂』がとてもよくて気に入ったので、同じ荻上(おぎがみ)直子監督の映画ということで、とても期待して見た作品。私は正直、『かもめ食堂』のほうがいいなあと思ったけれど、ハルノサキブレみたいなファンタジックな人物を演じたもたいまさこの不思議キャラ全開ってことでは、こっちのほうが上かもしれない。
画面の中の登場人物が奏でるハーモニー、作品のゆったりとしたたたずまいが、とてもいいんですよね。荻上監督の次の一本、楽しみです。
青い海が広がる南の島で、民宿(でいいのかな)「ハマダ」の人たちと、話がうまくかみ合わない小林聡美。前半は、彼らのとんちんかんなやり取りに、ぷぷっと吹いたりしながら見ていました。そうした、どこかコミカルな雰囲気がすーっと消えていって、夢まぼろしの蜃気楼めいた風景へと話が入っていく。もたいまさこが漕ぐ自転車が現れるその幻想的なシーンは、かなりのインパクトがあって忘れられないなあ。
忘れられない、印象的なシーンがもうひとつ。小林聡美が、かき氷を食べるシーン。その最初の一口を食べた瞬間の彼女の表情が絶品で、自然と涙がこぼれていました。素晴らしいワン・シーンに、胸がいっぱいになりました。
前作『かもめ食堂』がとてもよくて気に入ったので、同じ荻上(おぎがみ)直子監督の映画ということで、とても期待して見た作品。私は正直、『かもめ食堂』のほうがいいなあと思ったけれど、ハルノサキブレみたいなファンタジックな人物を演じたもたいまさこの不思議キャラ全開ってことでは、こっちのほうが上かもしれない。
画面の中の登場人物が奏でるハーモニー、作品のゆったりとしたたたずまいが、とてもいいんですよね。荻上監督の次の一本、楽しみです。
ゆったりとした気分に包まれる、素敵な映画です : かもめ食堂(DVD)
2008/5/10 風ベスト78レビュアー
北欧はフィンランドの港町。その街で「かもめ食堂」を開いた小林聡美の店を、最初は片桐はいりが、次にもたいまさこが手伝うようになります。ソロだった音楽がデュエットになり、いつの間にかトリオになって、静かだけれど凛とした調べを奏でている、みたいな・・・。そんなハーモニー、生まれてくる三人の雰囲気、異国の食堂として次第に馴染んでくるお店の雰囲気が、とてもとてもよかったです。
不思議に心地よく、リラックスしたたたずまいの音楽が、またいいんですよね。ゆったりとしたフィンランドの空気にしっくり溶け込んでいる、そんな音楽による作品との絶妙なブレンド。美味いコーヒーのような、静かな風味の中に、深みとコクのある味わいをたたえているみたいな。見ている間、「この作品のたたずまい、空気感はいいなあ」と、心からくつろぐことができました。
そうそう、いくつかのシーンで、しゃけとおかかとこんぶのおにぎりを食べたくなったなあ。「おにぎりは、日本のソウル・フード」って台詞に、確かにそうだよなあ、うんうんとうなずいておりました。
見終えて、また最初からのんびり、ゆっくりと見返したくなった映画。私の心のツボのど真ん中にすこーんと、乾いたいい響きを立てて収まった一本。これはもう、すっかり気に入ってしまった。
不思議に心地よく、リラックスしたたたずまいの音楽が、またいいんですよね。ゆったりとしたフィンランドの空気にしっくり溶け込んでいる、そんな音楽による作品との絶妙なブレンド。美味いコーヒーのような、静かな風味の中に、深みとコクのある味わいをたたえているみたいな。見ている間、「この作品のたたずまい、空気感はいいなあ」と、心からくつろぐことができました。
そうそう、いくつかのシーンで、しゃけとおかかとこんぶのおにぎりを食べたくなったなあ。「おにぎりは、日本のソウル・フード」って台詞に、確かにそうだよなあ、うんうんとうなずいておりました。
見終えて、また最初からのんびり、ゆっくりと見返したくなった映画。私の心のツボのど真ん中にすこーんと、乾いたいい響きを立てて収まった一本。これはもう、すっかり気に入ってしまった。
1977年。こんな恋はなかったけど、太郎はまるでオレのようだった(外見は別)。 : Little DJ 小さな恋の物語(DVD)
2008/4/27 しんのじベスト23レビュアー
公開当時から「韓流っぽい」だの「セカチューくさい」だの、まぁいろいろ言われていたようですが、劇場で観たオレは、別にそんなことを思うこともなく、この物語の世界へと素直に入り込むことができました。
いくら言葉をつくしても、この映画の魅力は語りきれない気がします。
ひとつだけ言わせてもらうと、キャンディーズは“反則”だろう、と。
でもそれは、実に素晴らしい“反則”でした。
「DVDが出たら、絶対買おう!」と思わせるほどに。
それはともかく、なんといっても“1977(昭和52)年、中1だった”といえば、それはまさにオレ。
もちろんこの映画の主人公・太郎とは、違うことだらけだったけど(好きだったラジオも、鶴光オールナイトとかで…)、それでもいろんなところが、あの頃のオレといっしょだったんですよ、太郎は。
そんな《普通の男の子》が、いっしょうけんめいに生きようとしたその姿を、どうか観てやってほしいと思います。
きっとあなたの胸に、忘れられない“なにか”を残してくれることでしょう。
パッケージ的には、トールケースの色が普通の黒だったのが残念(なんとなくクリア、それも水色のイメージだったので…)。
映像特典の分量は少ないけれど、それなりに楽しめます(神木君がメインですが、若先生役の佐藤重幸[現・戸次重幸]さんのファンの方も一見の価値あり)。
いくら言葉をつくしても、この映画の魅力は語りきれない気がします。
ひとつだけ言わせてもらうと、キャンディーズは“反則”だろう、と。
でもそれは、実に素晴らしい“反則”でした。
「DVDが出たら、絶対買おう!」と思わせるほどに。
それはともかく、なんといっても“1977(昭和52)年、中1だった”といえば、それはまさにオレ。
もちろんこの映画の主人公・太郎とは、違うことだらけだったけど(好きだったラジオも、鶴光オールナイトとかで…)、それでもいろんなところが、あの頃のオレといっしょだったんですよ、太郎は。
そんな《普通の男の子》が、いっしょうけんめいに生きようとしたその姿を、どうか観てやってほしいと思います。
きっとあなたの胸に、忘れられない“なにか”を残してくれることでしょう。
パッケージ的には、トールケースの色が普通の黒だったのが残念(なんとなくクリア、それも水色のイメージだったので…)。
映像特典の分量は少ないけれど、それなりに楽しめます(神木君がメインですが、若先生役の佐藤重幸[現・戸次重幸]さんのファンの方も一見の価値あり)。
常盤貴子さんの作品は数年ぶりですけども、相変わらずゴツイ感動的ですわな : 眉山-びざん-(DVD)
2008/4/13 チェコもんが最高ですわな。ベスト101レビュアー
ほんま、エエもんをみさせていただきました。常盤さんはこうした運命的なものに立ち向かうような、外国のオペラでいいましたら「椿姫」のような役をやりはったら、ほら、ピカ一の方ですから(わてもゴツいファンですけども)、実に深い物語になっとる。
わての故郷の阿波踊りの演舞場や眉山(ここでは藍住町側から眺めた図)、籠屋町や徳島駅前のそごうを過ぎた陸橋(新町橋)に、娘役の常盤さんや一人二役の芸者のお母さんが若き日のロマンスを回想するやはり常盤さん、実に深い情操を揺さぶられました。常盤さんの本格的作品は、中居君と一緒のドラマ以来見ますけども、相変わらず実に芸が深い。深すぎるんですが、ちょっと歳を重ねられて、皇室の紀子さんに似てきた。山間の中の、せみの音の「厚み」いうんかなあ、四国でないと聞けん厚みなんですなあ。映像もきれいが、静寂を挟んだ聴覚への訴えもあり、同じ原作の「解夏」に通じる音楽的な味わいもありますわな、
ドラマとしては、阿波踊りの演舞場の両側の観客席を、映画では定番の行き違うホーム、あるいは列車の二人の行き違いになぞえて居られる点が着想が面白く、スローモーションを用いたカメラが実に生きとる。
故郷を想うわてには、ノスタルジーに耽らずに観ることはできなかった作品、故郷でない方も最高の作品としてお勧めいたします。しいて難点をいわしてもらうと、宮崎美子さんがまずまず健闘されとりますけども、阿波弁(方言)がアカンでよ。踊り子役まで、下手な大阪弁ようなん、いいよんじょ。作品冒頭の「藍住はこちらですか」「ほうですよ」という通行人の方が一番、ほんまの阿波弁じゃわな。一人ぐらい、メインの地元役キャストにそこそこ阿波弁がでける人を入れんとアカンでよ
わての故郷の阿波踊りの演舞場や眉山(ここでは藍住町側から眺めた図)、籠屋町や徳島駅前のそごうを過ぎた陸橋(新町橋)に、娘役の常盤さんや一人二役の芸者のお母さんが若き日のロマンスを回想するやはり常盤さん、実に深い情操を揺さぶられました。常盤さんの本格的作品は、中居君と一緒のドラマ以来見ますけども、相変わらず実に芸が深い。深すぎるんですが、ちょっと歳を重ねられて、皇室の紀子さんに似てきた。山間の中の、せみの音の「厚み」いうんかなあ、四国でないと聞けん厚みなんですなあ。映像もきれいが、静寂を挟んだ聴覚への訴えもあり、同じ原作の「解夏」に通じる音楽的な味わいもありますわな、
ドラマとしては、阿波踊りの演舞場の両側の観客席を、映画では定番の行き違うホーム、あるいは列車の二人の行き違いになぞえて居られる点が着想が面白く、スローモーションを用いたカメラが実に生きとる。
故郷を想うわてには、ノスタルジーに耽らずに観ることはできなかった作品、故郷でない方も最高の作品としてお勧めいたします。しいて難点をいわしてもらうと、宮崎美子さんがまずまず健闘されとりますけども、阿波弁(方言)がアカンでよ。踊り子役まで、下手な大阪弁ようなん、いいよんじょ。作品冒頭の「藍住はこちらですか」「ほうですよ」という通行人の方が一番、ほんまの阿波弁じゃわな。一人ぐらい、メインの地元役キャストにそこそこ阿波弁がでける人を入れんとアカンでよ
脚本がいいからね : 椿三十郎 通常盤(DVD)
2008/4/2 一色町民ベスト22レビュアー
物語自体は、役人の汚職という社会派的な部分はあるけれど、基本的には痛快娯楽作品なので、ストーリー展開の面白さ、人物構成の妙があって非常に面白かったオリジナル脚本そのままに作れば面白くないわけがない。
森田監督は職人的演出で、それなりの腕を発揮しているし、語り口は黒澤より軽くて分かりやすいかも。裏を返せば重厚さがない。社殿を敵方に何重にも包囲されたことを音(当時はモノラル)で悟らせたり、カラー映像の特色を生かし、まだら色の椿等々、オリジナルに敬意を払いつつ現代らしさを出しています。
反面、黒澤が凝ったロングでの画面を多用していたのに比べ、本作はアップが多い。これもTV的であり現代的でもあります。本作での一番の注目ポイントは、やっぱり最後の果たし合いですかね。
オリジナルでは、両者が対峙したまま一歩も動かず、緊迫の時間が流れるなか、一瞬で勝負が決まり、血しぶきが噴水のようにドバッとあふれ出すという、度肝を抜かれるシーンでした。本作は、それなりに工夫はあり悪くはなかったです。もちろん、オリジナルほどの衝撃はありませんでしたが...。
三船敏郎は、その存在感・老獪さ・艶があった。織田裕二熱演だったし、悪くなかったと思いますが三船を意識しすぎたかも。
仲代達矢と豊川悦司は、不気味さと妖しさは互角。とってもよかったのが、黒幕の手下で拉致される侍役の佐々木蔵之助。飄々とした感じは現代的ではありますが、いい味わいを出していました。 他の役者たちもまずまずで、あとは好みの問題でしょう。
熱烈な黒澤ファン、三船ファンの中には、オリジナルに対する侮辱だとまで言っている人があるようですが、オリジナルに対する愛情も感じられたし、私はそれほど悪いリメイクではなかったと思います。
森田監督は職人的演出で、それなりの腕を発揮しているし、語り口は黒澤より軽くて分かりやすいかも。裏を返せば重厚さがない。社殿を敵方に何重にも包囲されたことを音(当時はモノラル)で悟らせたり、カラー映像の特色を生かし、まだら色の椿等々、オリジナルに敬意を払いつつ現代らしさを出しています。
反面、黒澤が凝ったロングでの画面を多用していたのに比べ、本作はアップが多い。これもTV的であり現代的でもあります。本作での一番の注目ポイントは、やっぱり最後の果たし合いですかね。
オリジナルでは、両者が対峙したまま一歩も動かず、緊迫の時間が流れるなか、一瞬で勝負が決まり、血しぶきが噴水のようにドバッとあふれ出すという、度肝を抜かれるシーンでした。本作は、それなりに工夫はあり悪くはなかったです。もちろん、オリジナルほどの衝撃はありませんでしたが...。
三船敏郎は、その存在感・老獪さ・艶があった。織田裕二熱演だったし、悪くなかったと思いますが三船を意識しすぎたかも。
仲代達矢と豊川悦司は、不気味さと妖しさは互角。とってもよかったのが、黒幕の手下で拉致される侍役の佐々木蔵之助。飄々とした感じは現代的ではありますが、いい味わいを出していました。 他の役者たちもまずまずで、あとは好みの問題でしょう。
熱烈な黒澤ファン、三船ファンの中には、オリジナルに対する侮辱だとまで言っている人があるようですが、オリジナルに対する愛情も感じられたし、私はそれほど悪いリメイクではなかったと思います。
脚本がいいからね : 椿三十郎 初回限定豪華版(DVD)
2008/4/2 一色町民ベスト22レビュアー
物語自体は、役人の汚職という社会派的な部分はあるけれど、基本的には痛快娯楽作品なので、ストーリー展開の面白さ、人物構成の妙があって非常に面白かったオリジナル脚本そのままに作れば面白くないわけがない。
森田監督は職人的演出で、それなりの腕を発揮しているし、語り口は黒澤より軽くて分かりやすいかも。裏を返せば重厚さがない。社殿を敵方に何重にも包囲されたことを音(当時はモノラル)で悟らせたり、カラー映像の特色を生かし、まだら色の椿等々、オリジナルに敬意を払いつつ現代らしさを出しています。
反面、黒澤が凝ったロングでの画面を多用していたのに比べ、本作はアップが多い。これもTV的であり現代的でもあります。本作での一番の注目ポイントは、やっぱり最後の果たし合いですかね。
オリジナルでは、両者が対峙したまま一歩も動かず、緊迫の時間が流れるなか、一瞬で勝負が決まり、血しぶきが噴水のようにドバッとあふれ出すという、度肝を抜かれるシーンでした。本作は、それなりに工夫はあり悪くはなかったです。もちろん、オリジナルほどの衝撃はありませんでしたが...。
三船敏郎は、その存在感・老獪さ・艶があった。織田裕二熱演だったし、悪くなかったと思いますが三船を意識しすぎたかも。
仲代達矢と豊川悦司は、不気味さと妖しさは互角。とってもよかったのが、黒幕の手下で拉致される侍役の佐々木蔵之助。飄々とした感じは現代的ではありますが、いい味わいを出していました。 他の役者たちもまずまずで、あとは好みの問題でしょう。
熱烈な黒澤ファン、三船ファンの中には、オリジナルに対する侮辱だとまで言っている人があるようですが、オリジナルに対する愛情も感じられたし、私はそれほど悪いリメイクではなかったと思います。
森田監督は職人的演出で、それなりの腕を発揮しているし、語り口は黒澤より軽くて分かりやすいかも。裏を返せば重厚さがない。社殿を敵方に何重にも包囲されたことを音(当時はモノラル)で悟らせたり、カラー映像の特色を生かし、まだら色の椿等々、オリジナルに敬意を払いつつ現代らしさを出しています。
反面、黒澤が凝ったロングでの画面を多用していたのに比べ、本作はアップが多い。これもTV的であり現代的でもあります。本作での一番の注目ポイントは、やっぱり最後の果たし合いですかね。
オリジナルでは、両者が対峙したまま一歩も動かず、緊迫の時間が流れるなか、一瞬で勝負が決まり、血しぶきが噴水のようにドバッとあふれ出すという、度肝を抜かれるシーンでした。本作は、それなりに工夫はあり悪くはなかったです。もちろん、オリジナルほどの衝撃はありませんでしたが...。
三船敏郎は、その存在感・老獪さ・艶があった。織田裕二熱演だったし、悪くなかったと思いますが三船を意識しすぎたかも。
仲代達矢と豊川悦司は、不気味さと妖しさは互角。とってもよかったのが、黒幕の手下で拉致される侍役の佐々木蔵之助。飄々とした感じは現代的ではありますが、いい味わいを出していました。 他の役者たちもまずまずで、あとは好みの問題でしょう。
熱烈な黒澤ファン、三船ファンの中には、オリジナルに対する侮辱だとまで言っている人があるようですが、オリジナルに対する愛情も感じられたし、私はそれほど悪いリメイクではなかったと思います。
二の腕の細い女は、 : 北の国から 95 秘密(DVD)
2008/4/1 emir1969ベスト40レビュアー
今見返してみれば「1998時代」「2002遺言」とシリーズのクライマックスへ向かう過渡期的な作品でったことは確か、他のスペシャル編に比べても盛り上がりの欠ける一編であることもまた確かである、にもかかわらず個人的にはシリーズ中でもっとも愛着があるのはエピソードの一つが個人的な追憶と重なるからだけではなく、やはり宮沢りえの魅力が最高に活かされているからだとおもう、加えてシリーズに顕著なまことに惨めなシーンが今回は描かれていないからであることにも気付いた、本作は全体のトーンがとても明るい、スキャンダル後の90年台前半に少々くすぶっていた宮沢りえを女優として再生させた作品とも評価できるでしょう、
前編の最後、蛍が純のアパートに現れてから夜行列車に乗り込むまで、特に新得駅前に駐車した車内における純と蛍のシーンはシリーズ中で最高に満ち足りた気分にさせてくれる、吉岡秀隆と中島朋子、この二人の役者でなければ絶対にかもし出せない絵もいわれぬ情緒が絶妙の状況(駆け落ちする妹を送る兄)で描写されているとおもう、個人的には「駅」の高倉健と倍賞智恵子の居酒屋シーンに匹敵する名場面、
妹の駆け落ち相手に対する苛立ちを「ぶん殴ってやりたいな」と口にする純に対して蛍は「負けちゃうわよ」とたった一言返す、愛するものへの全幅の信頼と依存をワン・カットで表現したこの場面こそシリーズ最高の名場面ともいえるし、女優中島朋子畢生の名演技であるとも思う、
新しい恋愛に明るく弾むシュウに対して、妻帯者と駆け落ちする蛍のやつれ具合、とりわけ本作で初めて画面に蛍が登場する純のアパート前の蛍の姿、を描いた本作はメロドラマとしても実に秀逸なものだとおもう、駆け落ち相手と正吉の彼女シンディが存在が暗示されるだけで実際に画面に登場しないのも実に心憎い演出だとおもう(小津映画・秋刀魚の味などで主人公の結婚相手が姿を見せないことを思い出します)、
続く2作品への布石として重要なのが純と正吉の友情が見る側の想像を超えて分かち難いものであることを正面から描いたこと、
蛍が駆け落ちした落石(おちいし)の冬の海の荒々しさは富良野岳の量感のある安定と対極にある不安定さの描写として素晴らしいとおもいます、富良野に住み安心して暮らすことと真逆を選んだ蛍という意味を暗示しているわけです、
前編の最後、蛍が純のアパートに現れてから夜行列車に乗り込むまで、特に新得駅前に駐車した車内における純と蛍のシーンはシリーズ中で最高に満ち足りた気分にさせてくれる、吉岡秀隆と中島朋子、この二人の役者でなければ絶対にかもし出せない絵もいわれぬ情緒が絶妙の状況(駆け落ちする妹を送る兄)で描写されているとおもう、個人的には「駅」の高倉健と倍賞智恵子の居酒屋シーンに匹敵する名場面、
妹の駆け落ち相手に対する苛立ちを「ぶん殴ってやりたいな」と口にする純に対して蛍は「負けちゃうわよ」とたった一言返す、愛するものへの全幅の信頼と依存をワン・カットで表現したこの場面こそシリーズ最高の名場面ともいえるし、女優中島朋子畢生の名演技であるとも思う、
新しい恋愛に明るく弾むシュウに対して、妻帯者と駆け落ちする蛍のやつれ具合、とりわけ本作で初めて画面に蛍が登場する純のアパート前の蛍の姿、を描いた本作はメロドラマとしても実に秀逸なものだとおもう、駆け落ち相手と正吉の彼女シンディが存在が暗示されるだけで実際に画面に登場しないのも実に心憎い演出だとおもう(小津映画・秋刀魚の味などで主人公の結婚相手が姿を見せないことを思い出します)、
続く2作品への布石として重要なのが純と正吉の友情が見る側の想像を超えて分かち難いものであることを正面から描いたこと、
蛍が駆け落ちした落石(おちいし)の冬の海の荒々しさは富良野岳の量感のある安定と対極にある不安定さの描写として素晴らしいとおもいます、富良野に住み安心して暮らすことと真逆を選んだ蛍という意味を暗示しているわけです、
日本有数の《大人向け1時間もの特撮ドラマ》。そのすべてを、今こそ! : 日本沈没 TELEVISION SERIES プレミアム・ハザードBOX(DVD)
2008/3/31 しんのじベスト23レビュアー
“大人向け”というか、子供を主なお客さんとして想定していない、1時間ものの特撮ドラマは、日本では『マイティジャック』、そしてこの『日本沈没』ぐらいしかなかった(『西遊記』は新旧ともに、子供もターゲットだったと思うし)。とはいってももちろん、多くの子供たち(含むオレ)も食い入るように、見た。なにしろ、日本各地の名所旧跡が、毎週すこーしずつ、海の底へと沈んで行くわけである。次回予告でも「お楽しみに!」って言っちゃった週もあったぐらいで。それって本当は不謹慎なんだろうけど、やはりどう沈んで行くのか、大いに興味をそそられたもんだった。
ドラマとして“芯がある”というのか、けっこうヘビーな展開も多く、たとえば「いま、島が沈む」の理不尽さ、悲しさに涙しない人はいないだろう。
そしてなんといってもこの番組、キャストが豪華である。1974(昭和49)年10月から半年間という放映期間の記憶がある方なら、たとえ名前は出てこなくても「あっ、この人知ってる!」を脳内で連発することになるはず。映画版から続投の小林桂樹が引き続き演じた田所博士は、より人間くさく魅力的に。小野寺を演じた村野武範は、“ビギン”の頃から伸ばしっぱなしと思われるモミアゲもりりしく、玲子役の由美かおるは、この頃の彼女にしては珍しく、サービスカットは殆どないが(その辺は“京都編”の夏純子さんが担当されてます)、実に美しい。いや、彼女に限らず、珍しく和服姿の浜美枝、アクティブなもうけ役の小川知子など、出てくる女優さんが軒並み美しいのも、このドラマの特長であろう。
映像・音声特典としては、第1巻に樋口真嗣・庵野秀明両氏、そしてこのドラマの開巻および締めくくりを演出した福田純監督によるファンの集い……じゃなくて音声解説、そして第9(最終)巻には貴重な映像資料などの他、高野宏一特技監督と品川四郎氏による音声解説を収録している。
ドラマとして“芯がある”というのか、けっこうヘビーな展開も多く、たとえば「いま、島が沈む」の理不尽さ、悲しさに涙しない人はいないだろう。
そしてなんといってもこの番組、キャストが豪華である。1974(昭和49)年10月から半年間という放映期間の記憶がある方なら、たとえ名前は出てこなくても「あっ、この人知ってる!」を脳内で連発することになるはず。映画版から続投の小林桂樹が引き続き演じた田所博士は、より人間くさく魅力的に。小野寺を演じた村野武範は、“ビギン”の頃から伸ばしっぱなしと思われるモミアゲもりりしく、玲子役の由美かおるは、この頃の彼女にしては珍しく、サービスカットは殆どないが(その辺は“京都編”の夏純子さんが担当されてます)、実に美しい。いや、彼女に限らず、珍しく和服姿の浜美枝、アクティブなもうけ役の小川知子など、出てくる女優さんが軒並み美しいのも、このドラマの特長であろう。
映像・音声特典としては、第1巻に樋口真嗣・庵野秀明両氏、そしてこのドラマの開巻および締めくくりを演出した福田純監督によるファンの集い……じゃなくて音声解説、そして第9(最終)巻には貴重な映像資料などの他、高野宏一特技監督と品川四郎氏による音声解説を収録している。
“ちょっと風変わりな2時間サスペンス”が『相棒』になって行く過程がわかるBOX。 : 相棒 pre season DVD-BOX(DVD)
2008/2/22 しんのじベスト23レビュアー
ここに収められた『土曜ワイド劇場』版の『相棒』第1作をオンエアで見た時の印象は、“ちょっと風変わりな、男くさい2時間サスペンス”という感じだった。かなり異色で、面白く仕上がっていたけれど、やはり“土ワイ”のセオリーにのっとった作品になっていた。それが、《浅倉禄郎(演・生瀬勝久)サーガ》の序章となった第2作(ゲストの仲根かすみがキュート)、そして伊丹(川原和久)がちょっとカッコいいところをみせる第3作と進むにつれて、現在われわれが知る『相棒』に近いものへと、ドラマチックなまでに変貌を遂げて行く。
右京さん(水谷豊)の変人ぶりも、ここではよりソリッドに際立っている(ワイルドだった初期の“寅さん”を観た時、感じたものにちょっと近い感慨を覚えた)。彼が薫(寺脇康文)という存在を徐々に受け入れ、薫もまた右京さんの人となりになじんで行き、ふたりが“相棒”として成り立ってゆく。
そういった過程が楽しめるという意味で、これは実に興味深いBOXだといえる。
たまきさん(高樹沙耶)の店がけっこう繁盛していたり、“土ワイ”らしいお約束があったりと、細かいみどころも多い。
映像特典の「このあとすぐ」も、ちょっと面白い。
右京さん(水谷豊)の変人ぶりも、ここではよりソリッドに際立っている(ワイルドだった初期の“寅さん”を観た時、感じたものにちょっと近い感慨を覚えた)。彼が薫(寺脇康文)という存在を徐々に受け入れ、薫もまた右京さんの人となりになじんで行き、ふたりが“相棒”として成り立ってゆく。
そういった過程が楽しめるという意味で、これは実に興味深いBOXだといえる。
たまきさん(高樹沙耶)の店がけっこう繁盛していたり、“土ワイ”らしいお約束があったりと、細かいみどころも多い。
映像特典の「このあとすぐ」も、ちょっと面白い。
おもしろい映画でした。 : 鳶がクルリと(DVD)
2008/2/16 汐菱Qベスト84レビュアー
乳幼児向けの商品・サービスを提供する企業『G&B社』の企画開発課に勤めるエリートOLの中野貴奈子(観月ありさ)は、タイムリミット2週間後、鳶職人を使わなければ完成できないという、新ビル立ち上げのプロジェクトの担当者に抜擢される。
鳶とは、命をかける仕事。もちろん、命綱など、安全対策もしているでしょうが、高い所が苦手な僕には、とてもできない仕事です。
若いおネェちゃんがビジネスライクに頼みに行っても、そこは職人の世界、引き受けてはくれない。
さあ、貴奈子は鳶職人たちを説得し、仕事を成功させることができるのでしょうか?
なんて言っても、この種のコメディ映画では、成功することは当然の結果として見えている訳で、楽しみの主眼は、そこに至るまでの道程。
容姿端麗スタイル抜群才色兼備のキャリアウーマンでありながらも、少し天然振りも見せる観月ありさ演じる貴奈子と、義理と人情の世界に生きる塩見省三、哀川翔、宇津井健らが演じる頑固一徹のとび職人たちが、どうやって一緒に仕事をするようになるのかが、最大の見所で、そこは無難にまとめられている。
基本的にはコメディで、楽しめる内容です。ただ、ワイヤーアクションもいいのですが、少しそのワイヤーアクションは余分じゃない? と思えるシーンもありました。
また、本当のとび職の世界は知らないのですが、この映画のとび職人たちは、いくぶん記号化され過ぎているようなきらいもありました。
舞台は、東京の下町。自分自身、散歩などで通ったことのある場所がロケに使われていたりして、私には親しみが感じられる映画でした。
塩見省三らの鳶集団の名前は『日本晴れ』。観れば心も日本晴れ、てな感じの映画です。
鳶とは、命をかける仕事。もちろん、命綱など、安全対策もしているでしょうが、高い所が苦手な僕には、とてもできない仕事です。
若いおネェちゃんがビジネスライクに頼みに行っても、そこは職人の世界、引き受けてはくれない。
さあ、貴奈子は鳶職人たちを説得し、仕事を成功させることができるのでしょうか?
なんて言っても、この種のコメディ映画では、成功することは当然の結果として見えている訳で、楽しみの主眼は、そこに至るまでの道程。
容姿端麗スタイル抜群才色兼備のキャリアウーマンでありながらも、少し天然振りも見せる観月ありさ演じる貴奈子と、義理と人情の世界に生きる塩見省三、哀川翔、宇津井健らが演じる頑固一徹のとび職人たちが、どうやって一緒に仕事をするようになるのかが、最大の見所で、そこは無難にまとめられている。
基本的にはコメディで、楽しめる内容です。ただ、ワイヤーアクションもいいのですが、少しそのワイヤーアクションは余分じゃない? と思えるシーンもありました。
また、本当のとび職の世界は知らないのですが、この映画のとび職人たちは、いくぶん記号化され過ぎているようなきらいもありました。
舞台は、東京の下町。自分自身、散歩などで通ったことのある場所がロケに使われていたりして、私には親しみが感じられる映画でした。
塩見省三らの鳶集団の名前は『日本晴れ』。観れば心も日本晴れ、てな感じの映画です。
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