コミック・アニメ・BL
これでお終いです : ケンコー全裸系水泳部ウミショー 9 (9) (少年マガジンコミックス)(本)
2008/6/18 Notre Dameベスト61レビュアー
さて、アニメ化されそれなりに成功した作品もこの巻で最終となりました。8巻にて選手になると宣言したものの、相変わらずカナヅチな要です。然し、伊織Coachとのトレーニングのお陰で泳げるようになりました。けど、引退したはずの織塚、黄瀬、イカマサの3人はちゃんとことあるごとに出てきます。まあ、そこがこの作品を締めているところなのでしょうけど。途中ではちゃんと静岡さんと姫川さんたちが何かやらかしてくれます。それにしても脱力している水泳部の作品はこれまで無かっただけに良い作品でした。それに、その後のことも書かれていたので良かったです。
なお、限定版には作者のイラスト集もついてきます。書き下ろしの姫川さんと静岡さんは妖艶で良い感じです。作者の次回作品も期待です。
なお、限定版には作者のイラスト集もついてきます。書き下ろしの姫川さんと静岡さんは妖艶で良い感じです。作者の次回作品も期待です。
面白いですよ : かみingど~る (マンサンコミックス) (マンサンコミックス)(本)
2008/6/11 Notre Dameベスト61レビュアー
フィギア好きで、幼なじみで巫女さんに憧れを抱く主人公に、主人公が作り上げたフィギアに神が乗り移ってドタバタを繰り広げるちっとエッチなコミックです。著者の作品にはお約束のツインテールの女性も出来てきますので、「萌え」どころはキッチリと押さえてあります。然し、エッチなところは比較的抑えめです。著者が女性だけに女性の描き方は流麗です。「番台さん」が終わってこの作品が始まりましたので、これからの展開に大いに期待できます。
監督と選手、それぞれの思いにグッときた : おおきく振りかぶって Vol.10 (10) (アフタヌーンKC)(本)
2008/6/11 風ベスト78レビュアー
夏の選手権・埼玉大会3回戦、西浦高校 対 崎玉(さきたま)高校。
モモカンが4番打者・花井の成長を期待してかけるプレッシャー。本来の4番打者・田島に対する花井の、いい意味でのライバル意識、対抗心。3回戦の試合の流れの中で、この二つのテーマをうまく掬い上げて描き出しているなあと、そこが印象に残りましたね。
「ほっといたら花井君は田島君の陰にいることに慣れてしまう」「それは花井君にとっても田島君にとっても すごくもったいないことよ!」というモモカンの心の声に、うんうん、そうだよねぇと、頷いておりました。
あと、「打っても守ってもいっつも田島が目の前にいて どーやったら こいつ超えられんだよって」という花井の独白を読んで、ふと、門脇秀吾と瑞垣(みずがき)俊二の関係、互いの立場と思いに通じるところがあるなあって気がしました。門脇と瑞垣のふたり、あさのあつこの小説『バッテリー』シリーズと、番外編の『ラスト・イニング』に出ています。
ラスト一コマの台詞で作者が張った伏線が、どこで、どのように効いてくるのか。11巻以降が楽しみです。
モモカンが4番打者・花井の成長を期待してかけるプレッシャー。本来の4番打者・田島に対する花井の、いい意味でのライバル意識、対抗心。3回戦の試合の流れの中で、この二つのテーマをうまく掬い上げて描き出しているなあと、そこが印象に残りましたね。
「ほっといたら花井君は田島君の陰にいることに慣れてしまう」「それは花井君にとっても田島君にとっても すごくもったいないことよ!」というモモカンの心の声に、うんうん、そうだよねぇと、頷いておりました。
あと、「打っても守ってもいっつも田島が目の前にいて どーやったら こいつ超えられんだよって」という花井の独白を読んで、ふと、門脇秀吾と瑞垣(みずがき)俊二の関係、互いの立場と思いに通じるところがあるなあって気がしました。門脇と瑞垣のふたり、あさのあつこの小説『バッテリー』シリーズと、番外編の『ラスト・イニング』に出ています。
ラスト一コマの台詞で作者が張った伏線が、どこで、どのように効いてくるのか。11巻以降が楽しみです。
宇宙海賊コブラ 30周年記念!軽装判で登場! : COBRA コブラ復活 (MFR MFコミックス)(本)
2008/5/31 ゴルゴ十三ベスト67レビュアー
コンビニのマンガコーナーで陳列してあって思わず購入しました。本軽装版は「コブラ復活」「イレズミの三姉妹(前編)」を収録しています。当時を振り返りながら読みました。左腕にサイコガンを持つ一匹狼海賊・コブラを描く"Space Opera"、ただただ懐かしいです。2枚目半(〜3枚目?)の外見・性格なのに、妙にカッコいい。浪漫(ロマン)ですなぁ。(^-^)v しばらく軽装版が発売されそうな感じですので、続けて購入しようと思います。
この軽装版、値段が安いのは良いのですが、あの美しいカラー紙面が皆無なのが少し残念です。(→ その場合は"愛蔵版"を買え、ということなのかもしれませんが)
この軽装版、値段が安いのは良いのですが、あの美しいカラー紙面が皆無なのが少し残念です。(→ その場合は"愛蔵版"を買え、ということなのかもしれませんが)
最終巻です : マジカノ 10 (10) (マガジンZコミックス)(本)
2008/5/29 Notre Dameベスト61レビュアー
いよいよ、究極魔法が発動し春夫はどうするのか。ヘタレだった春夫がすっかり男らしくなっているのは何故だろう。それに何故に魔法を封印されたのかも解らずじまいに。最後はアクションが主でしたが、ちゃんと随所にパンチラが用意されているところは素晴らしいです。最後は1巻の冒頭と同じような「長生き」と言うところなどが良かったです。8巻当たりからギャグのキレが悪くなりましたが、面白かったです。ブラコン舞夏も相変わらずでしたし。
さて、次回作品もパンチラに期待しましょう。
さて、次回作品もパンチラに期待しましょう。
2巻目。 : Rozen Maiden 2 新装版 (2) (ヤングジャンプコミックス)(本)
2008/5/29 日暮里ベスト90レビュアー
表紙を飾るのは金糸雀。
日傘を持った姿がとても可愛らしいです(ノ'∀`*)
装丁の美しさ、美麗なカラーページに書き下ろしのポストカードと、
旧刊も持っている私ですが大変満足いたしました♪
3巻にも期待です!
日傘を持った姿がとても可愛らしいです(ノ'∀`*)
装丁の美しさ、美麗なカラーページに書き下ろしのポストカードと、
旧刊も持っている私ですが大変満足いたしました♪
3巻にも期待です!
映画化を切に望む : マンガ蟹工船―30分で読める…大学生のための(本)
2008/5/29 くまベスト39レビュアー
大学生協でこの漫画が売れているんだ、と聞いて読んでみた。
いい所は、原作では分かりにくかった方言を当時の地方性を残す程度に分かりやすい現代語に置き換え、時代性で分かり難いところを、絵の描写ということである程度描くことが出来たところである。結果非常に分かりやすくなった。
一方で、原作の中の息苦しさ、臭い、そして一番肝心な登場人物の感情が描きこみ不足もあり、不十分。もちろん、ページ数の制限もあるが、力量不足と取材不足もあるだろうと思う。
「蟹工船」をこうやって改めて漫画で見ると、つくづく名作だと思う。ひとつの船の中に、無権利状態の労働者の命をモノとしか見ていない資本家、それを助ける政府陸軍、資本家におもねる労働者たち、そしてやがて労働意識に目覚める底辺の労働者、そして結果的に当時の日本そのものを重層的に描くことに成功している。そして非常に視覚的、映画的なのだ。
抵抗の仕方はだんだんと進化する。途中までは個人で、やがては組織的なサボタージュ、そしてリーダーを中心とした船中を巻き込むストライキ、それを政府陸軍の介入により潰されると最終的には労働者一人一人の自覚のもとでのストライキへ。畳み掛けるようにラストに持っていく様は非常に映画的だ。
一度映画化されているが、現代にもう一度映画化する意義は十分にあるだろうと思われる。この原作の中の、ワンカットワンカットを積み重ねる作り方や、群集シーンのモンタージュ理論の応用などはそのまま使えるだろう。惜しむらくはおそらく時代的制約もあったのだろう、最後のストライキの部分があまりにもあっさりとしているので、そこをきちんと描いてもらったなら、映画史に残るような力作になるかもしれない。描けるような監督はいるのだろうか。うーむ、それが問題だ。
いい所は、原作では分かりにくかった方言を当時の地方性を残す程度に分かりやすい現代語に置き換え、時代性で分かり難いところを、絵の描写ということである程度描くことが出来たところである。結果非常に分かりやすくなった。
一方で、原作の中の息苦しさ、臭い、そして一番肝心な登場人物の感情が描きこみ不足もあり、不十分。もちろん、ページ数の制限もあるが、力量不足と取材不足もあるだろうと思う。
「蟹工船」をこうやって改めて漫画で見ると、つくづく名作だと思う。ひとつの船の中に、無権利状態の労働者の命をモノとしか見ていない資本家、それを助ける政府陸軍、資本家におもねる労働者たち、そしてやがて労働意識に目覚める底辺の労働者、そして結果的に当時の日本そのものを重層的に描くことに成功している。そして非常に視覚的、映画的なのだ。
抵抗の仕方はだんだんと進化する。途中までは個人で、やがては組織的なサボタージュ、そしてリーダーを中心とした船中を巻き込むストライキ、それを政府陸軍の介入により潰されると最終的には労働者一人一人の自覚のもとでのストライキへ。畳み掛けるようにラストに持っていく様は非常に映画的だ。
一度映画化されているが、現代にもう一度映画化する意義は十分にあるだろうと思われる。この原作の中の、ワンカットワンカットを積み重ねる作り方や、群集シーンのモンタージュ理論の応用などはそのまま使えるだろう。惜しむらくはおそらく時代的制約もあったのだろう、最後のストライキの部分があまりにもあっさりとしているので、そこをきちんと描いてもらったなら、映画史に残るような力作になるかもしれない。描けるような監督はいるのだろうか。うーむ、それが問題だ。
原作を少しデフォルメしてはいるが、現代にも通じる内容として漫画化している : 罪と罰 (まんがで読破)(本)
2008/5/25 ゴルゴ十三ベスト67レビュアー
「非凡人(英雄)は凡人と違って、"正義"のためなら何をやっても許される」という考えに取り憑かれて、一線を越えてしまった男の待ち受ける運命とは?
「罪と罰」の原作をどんなに圧縮しても1冊の漫画には出来ないでしょう。ですので、多少のデフォルメはあってしかるべきであり、一冊読み通して流れが自然であれば、そのデフォルメは成功と言うべきです。(原作を既に読んだ人にとっては違和感があるでしょうけど...) 本漫画は「罪と罰」のエッセンスは残っていますし(登場人物・時代・舞台はそのまま、話の大筋も大体同じ)、格差社会・終わりなき戦争で混沌とした現代(主要国)にも十分通じる内容も持たせているので、漫画化としては上出来ではないかと思います。(最後に主人公が見る悪夢は、現代に通じるようにかなりアレンジされていますが、ドストエフスキー氏が生きていたら、ひょっとしたらこんな感じにアレンジしたかもしれません。かなり衝撃的です) 本書は「原作を読んでみよう」という気を起こさせる十分なインパクトを持っていますので、オススメできます。本作で筋書きを知っていたとしても、原作は(類似点・相違点に注意しながら)面白く読み進めることが出来ます。大体の筋が頭の中に入っていると、初心者には難解な原作を読み通し易くなりますね。(原作を読む時に人物・場面をイメージし易くなっています)
自分自身を「現代のナポレオン」気取りしている世界の政治家(→実は「現代のヒトラー」かも?)にも本書の翻訳をオススメしたいところです。"愛読書は子供の絵本"と答えた何処ぞの国のトップでも、漫画なら読めるでしょうからね...(苦笑)
「罪と罰」の原作をどんなに圧縮しても1冊の漫画には出来ないでしょう。ですので、多少のデフォルメはあってしかるべきであり、一冊読み通して流れが自然であれば、そのデフォルメは成功と言うべきです。(原作を既に読んだ人にとっては違和感があるでしょうけど...) 本漫画は「罪と罰」のエッセンスは残っていますし(登場人物・時代・舞台はそのまま、話の大筋も大体同じ)、格差社会・終わりなき戦争で混沌とした現代(主要国)にも十分通じる内容も持たせているので、漫画化としては上出来ではないかと思います。(最後に主人公が見る悪夢は、現代に通じるようにかなりアレンジされていますが、ドストエフスキー氏が生きていたら、ひょっとしたらこんな感じにアレンジしたかもしれません。かなり衝撃的です) 本書は「原作を読んでみよう」という気を起こさせる十分なインパクトを持っていますので、オススメできます。本作で筋書きを知っていたとしても、原作は(類似点・相違点に注意しながら)面白く読み進めることが出来ます。大体の筋が頭の中に入っていると、初心者には難解な原作を読み通し易くなりますね。(原作を読む時に人物・場面をイメージし易くなっています)
自分自身を「現代のナポレオン」気取りしている世界の政治家(→実は「現代のヒトラー」かも?)にも本書の翻訳をオススメしたいところです。"愛読書は子供の絵本"と答えた何処ぞの国のトップでも、漫画なら読めるでしょうからね...(苦笑)
深々として大きな緑の森をバックに、カイのピアノが聞こえる。心を揺さぶられました : ピアノの森 15 (15) (モーニングKC)(本)
2008/5/25 風ベスト78レビュアー
ポーランドで開かれているショパン・コンクール、第1次審査の様子を描いていく最新刊。待ちに待っていた甲斐あって、感動的な出来映えでした。
審査最終日のメインとなるだろうカイ・イチノセ(一ノ瀬 海)の演奏に向けて、その前の奏者、レフ・シマノフスキの演奏から徐々に盛り上がっていく、「最高潮」への予感のようなもの。クレッシェンド、アッチェレランドしながら、緑の森の葉裏を翻す風のように駆け抜けてゆく物語の、きらきらと輝いていること。素晴らしかったなあ。
なかでも、カイが演奏会場の舞台に颯爽と立つ後姿と正面からの姿、すっと背筋の伸びた二コマと、深々として大きなピアノの森をバックに、会場の聴衆の心をがしっと捉えてしまうカイの演奏を描いた見開き二頁のコマ。「あっ!」と、息を呑むほど素敵で、感動しました。
カイにとって、ピアノの森の存在がいかにかけがえがなく、大切なものだったか。カイが演奏する姿を力強く、美しく描いた絵の端々に、ピアノの森とカイの一体感を感じて、そこがなんとも素晴らしくて、胸がいっぱいになりました。
素敵な感動をくれたこの第15巻に、心からの拍手を。
審査最終日のメインとなるだろうカイ・イチノセ(一ノ瀬 海)の演奏に向けて、その前の奏者、レフ・シマノフスキの演奏から徐々に盛り上がっていく、「最高潮」への予感のようなもの。クレッシェンド、アッチェレランドしながら、緑の森の葉裏を翻す風のように駆け抜けてゆく物語の、きらきらと輝いていること。素晴らしかったなあ。
なかでも、カイが演奏会場の舞台に颯爽と立つ後姿と正面からの姿、すっと背筋の伸びた二コマと、深々として大きなピアノの森をバックに、会場の聴衆の心をがしっと捉えてしまうカイの演奏を描いた見開き二頁のコマ。「あっ!」と、息を呑むほど素敵で、感動しました。
カイにとって、ピアノの森の存在がいかにかけがえがなく、大切なものだったか。カイが演奏する姿を力強く、美しく描いた絵の端々に、ピアノの森とカイの一体感を感じて、そこがなんとも素晴らしくて、胸がいっぱいになりました。
素敵な感動をくれたこの第15巻に、心からの拍手を。
「ツレがうつに…」よりも : イグアナの嫁(本)
2008/5/17 yukkiebeerNo.1レビュアー
「ツレがうつになりまして」と「その後のツレがうつになりまして」を読んだ後に、その二著の間にこの「イグアナの嫁」があることを知りました。ですからこれも「ツレがうつになりまして」シリーズの一冊なのですが、装丁が全く異なるために関連性がないかのように見えます。なぜ幻冬舎はこういう形で本書を出したのだろう、といぶかしく思います。
私は「(その後の)ツレが…」の二著よりも本書のほうが心に残りました。それはおそらくこういう理由からでしょう。「(その後の)ツレが…」のほうは、夫がすでにウツになっていて、そうしたウツの家族とどう生きていくかという視点から描いているため、ウツの家族が身近にいない私にとっては、自分に強く引き寄せながら読むという心構えにどうしてもなれませんでした。しかし「イグアナ」のほうは、かつてはどちらかというとプラス思考で元気ハツラツだったツレがウツ病に苦しんでいく過程を描いています。その過程を読むことで初めて、ウツ病がひょっとしたら私だってかかるかもしれない身近な病でありうるという実感を得たのです。
そしてそのウツの背景に、バブル崩壊以降の日本経済の鬱々とした状況があることがかすかに見えてきます。バブルという先輩たちのソウの時代のつけを後輩のツレが支払わされているようにも見え、心が痛みました。
著者とツレの厳しい現実を、ペットのイグがしれっとみつめてくれている、そんな日々を描いたこのマンガエッセイは、なかなか味のある一冊であるように私には思えたのです。
ゴルゴの奇跡の射撃を描いた傑作12編を2巻に分けて完全収録(後編) : ゴルゴ13SPECIAL EDITIONベストスナイプ TH (2) (SPコミックス)(本)
2008/5/17 ゴルゴ十三ベスト67レビュアー
"セブンイレブン限定版"として刊行。第69話「動作・24分の4」第126話「ピリオドの向こう」第213話「2万5千年の荒野」増刊第16話「汚れた重賞」第265話「スーパースターの共演」第315話「メデジン カルテル」の6編を収録。巻末に「THEゴルゴ学」(小学館)編集総監督・杉森昌武氏による解説付き。ゴルゴ13が軍服姿で銃を構える構図の『栞(しおり)』つき。(セブンイレブンで購入した際にはブックカバー付きでした)
「ゴルゴ13出生の秘密」ほどストーリー背景に深みはありませんが、ゴルゴの超人的なスナイプを振り返ることができます。ベストスナイプ第一位に選ばれた「スーパースターの共演」は確かに読み応えあり。
「ゴルゴ13出生の秘密」ほどストーリー背景に深みはありませんが、ゴルゴの超人的なスナイプを振り返ることができます。ベストスナイプ第一位に選ばれた「スーパースターの共演」は確かに読み応えあり。
ゴルゴの奇跡の射撃を描いた傑作12編を2巻に分けて完全収録(前編) : ゴルゴ13SPECIAL EDITIONベストスナイプ TH (1) (SPコミックス)(本)
2008/5/17 ゴルゴ十三ベスト67レビュアー
"セブンイレブン限定版"として刊行。第37話「AT PIN-HOLE!」第137話「軌道上狙撃」第194話「110度の狙点」第199話「死闘ダイヤ・カット・ダイヤ」増刊第13話「G線上の狙撃」第241話「ダイブtoトリポリ」の6編を収録。巻末に「THEゴルゴ学」(小学館)編集総監督・杉森昌武氏による解説付き。ゴルゴ13が軍服姿で銃を構える構図の『栞(しおり)』つき。(セブンイレブンで購入した際にはブックカバー付きでした)
「ゴルゴ13出生の秘密」ほどストーリー背景に深みはありませんが、ゴルゴの超人的なスナイプを振り返ることができます。そんなスナイプを助ける脇役にもご注目!(e.g. 銃職人 デイブ・マッカートニー)。
「ゴルゴ13出生の秘密」ほどストーリー背景に深みはありませんが、ゴルゴの超人的なスナイプを振り返ることができます。そんなスナイプを助ける脇役にもご注目!(e.g. 銃職人 デイブ・マッカートニー)。
意外と面白い : To LOVEる-とらぶる 9 (9) (ジャンプコミックス)(本)
2008/5/10 真鳥ックスベスト12レビュアー
アニメのほうから先に入りましたが
これは、いい意味で明るいHで
面白いですね。
最近ちょっと殺伐とした生き死にの
漫画やアニメが多すぎるだけに
こういうおばかなノリの少年漫画は
素直に歓迎です。
どうかジャンプのよくある
戦いパターンには進まないでほしい・・・。
これは、いい意味で明るいHで
面白いですね。
最近ちょっと殺伐とした生き死にの
漫画やアニメが多すぎるだけに
こういうおばかなノリの少年漫画は
素直に歓迎です。
どうかジャンプのよくある
戦いパターンには進まないでほしい・・・。
ドタバタギャグを繰り出しながら、読者の心をわしづかみ : いけちゃんとぼく(本)
2008/5/4 くろやぎベスト93レビュアー
日経ビジネスという雑誌のポッドキャスティング番組「編集長のここだけの話」を毎週楽しみに聞いている。
昨年、編集長の佐藤吉哉さんが『いけちゃんとぼく』良かったよ、と紹介し、翌週、薬師神キャスターも「良かった」と感想を述べていた。
ただし、薬師神キャスターの言うには、「泣ける! という前評判をたくさん耳にしましたが、いわゆる“泣ける”本ではありません。泣けることを期待して読むと、がっかりするかもしれません」とのことだ。ともかく、よく売れているらしい。
ということで、「泣ける!」という感想と、「期待するとがっかりする」という感想を両方耳にしたあと、この「西原理恵子、はじめての絵本!」を手にした。
「絵本」というからには、見開き2ページに大きな絵が1枚描いてありそうなものだが、この本を開くと、しっかりコマ割りしていて、どう見てもマンガだよなー。
6歳の娘に、「ねー、声だして読んで!」とリクエストされ、ひさしぶりに絵本を読んであげた。娘はケラケラ笑いながら聞いている。特に、ふしぎな生き物いけちゃんが分身するところや、「ぼく」が怖くて夜トイレに行けない場面で笑いがとまらない。
「もっと、もっと」とせかされているうちに、20分ほどで最後まで読み終わってしまった。
僕の感想は「泣ける!」でも「がっかり!」でもなく、「すごい!」の一言だ。
ドタバタギャグでデビューした著者が、あいかわらずドタバタギャグを繰り出しながら、ふっと空気がなごむ場面を描く。たった1つか2つのコマで読者の心をわしづかみにする、という技量を身につけたサイバラがとても大きく見える。
チャップリンの作風にも通じる一種のコツを会得したらしい。
一度読んであげたあと、娘が繰り返し読んでいる。この作品が売れているのも、よくわかる。
昨年、編集長の佐藤吉哉さんが『いけちゃんとぼく』良かったよ、と紹介し、翌週、薬師神キャスターも「良かった」と感想を述べていた。
ただし、薬師神キャスターの言うには、「泣ける! という前評判をたくさん耳にしましたが、いわゆる“泣ける”本ではありません。泣けることを期待して読むと、がっかりするかもしれません」とのことだ。ともかく、よく売れているらしい。
ということで、「泣ける!」という感想と、「期待するとがっかりする」という感想を両方耳にしたあと、この「西原理恵子、はじめての絵本!」を手にした。
「絵本」というからには、見開き2ページに大きな絵が1枚描いてありそうなものだが、この本を開くと、しっかりコマ割りしていて、どう見てもマンガだよなー。
6歳の娘に、「ねー、声だして読んで!」とリクエストされ、ひさしぶりに絵本を読んであげた。娘はケラケラ笑いながら聞いている。特に、ふしぎな生き物いけちゃんが分身するところや、「ぼく」が怖くて夜トイレに行けない場面で笑いがとまらない。
「もっと、もっと」とせかされているうちに、20分ほどで最後まで読み終わってしまった。
僕の感想は「泣ける!」でも「がっかり!」でもなく、「すごい!」の一言だ。
ドタバタギャグでデビューした著者が、あいかわらずドタバタギャグを繰り出しながら、ふっと空気がなごむ場面を描く。たった1つか2つのコマで読者の心をわしづかみにする、という技量を身につけたサイバラがとても大きく見える。
チャップリンの作風にも通じる一種のコツを会得したらしい。
一度読んであげたあと、娘が繰り返し読んでいる。この作品が売れているのも、よくわかる。
また痺れました。 : 闇金ウシジマくん 11 (11) (ビッグコミックス)(本)
2008/5/3 drivenベスト6レビュアー
400万円の連帯保証人で親友を売る・・・。10巻では静かに幕を開けた
「サラリーマンくん」の章ですが、本巻で怒涛の展開を見せました。僕の場合、
次の展開が待ちきれないので敢えて連載は読まず、単行本になってから買って
いますが、、、、12巻待ちきれません!
「サラリーマンくん」の章ですが、本巻で怒涛の展開を見せました。僕の場合、
次の展開が待ちきれないので敢えて連載は読まず、単行本になってから買って
いますが、、、、12巻待ちきれません!
教えていたはずの子どもに教えられる人生 : 毎日かあさん4 出戻り編(本)
2008/4/12 yukkiebeerNo.1レビュアー
前著「毎日かあさん3 背脂編」のレビューで私は、こう書きました。
「幼い娘が自分の家族の数を幾度も幾度も確認するというエピソードでは、別れて暮らす依存症の父親も常に勘定に入れるというお話が出てきます。娘のその姿を事実として淡々と綴る背後に、かといって娘のために元夫と寄りを戻すつもりのない西原の心も見えますし、そしてまた、娘が人生のままならさを静かに受け止めることを「待っている母」の姿も見える気がします。」
しかし、この「出戻り編」では、あの元夫・鴨志田穣氏が出戻ってきます。癌をかかえて。
子どもたちは西原がいくら言ってもきちんとはしません。漢字を書かせても間違いだらけ。算数だってオチこぼれ。どうにもこうにも教科書に書かれたことを順調にきちんと学んでくれそうもありません。
西原と鴨志田氏の関係も、教科書に則ったものではないでしょう。学校で教わったこと通りの歩みはありません。だからこそ戸惑いもあるでしょうが、でも考え方によっては中身の濃い人生であるといえるかもしれません。学校を出たら、学校で習ったことなど半分も役に立たないってことが分かるものです。そして教えていたはずの子どもに教えられることがあるということにも気づく。
鴨志田氏と過ごした最後の日々を描く筆致は、息子と娘との奇妙キテレツかつ露悪的な毎日かあさんぶりとの落差が大きく、よりいっそう胸をゆさぶられます。ずるいぞ、西原!!と思わず叫びたくなるほどです。
あぁまた読んでしまった。次の毎日かあさんが出るのはいつなのでしょう。
また心打つエピソードが満載の次巻を楽しみにしています。
衝撃の真実・・・・! : 鋼の錬金術師 19 (ガンガンコミックス)(本)
2008/3/24 真鳥ックスベスト12レビュアー
エドとアルの父親は、そういうことだったのか・・・。
そして、もう1つの衝撃は
ロイがなにげなく書き並べた、
アルファベットの・・・!!
これは、作者は計画的に登場人物の
名前を・・・・だったのだろうか。
それならば、見事としかいえない。
20巻近くかけて、これだけ伏線が
張れるとは、見事!
そして、もう1つの衝撃は
ロイがなにげなく書き並べた、
アルファベットの・・・!!
これは、作者は計画的に登場人物の
名前を・・・・だったのだろうか。
それならば、見事としかいえない。
20巻近くかけて、これだけ伏線が
張れるとは、見事!
真っ白けっけ! : 絶望に効くクスリ 12―ONE ON ONE (12) (ヤングサンデーコミックススペシャル)(本)
2008/3/24 まぁちゃんベスト77レビュアー
絶薬12巻は「白」です。
単行本を読むひとつの楽しみは、山田さんのコラムがひとつの魅力だ。
山田さんの今現在感じていることをインタビューした方を通して表現している。
そこには、カッコイイこともカッコワルイことも含めて書かれている。
1巻から読んでいるとその変化が楽しめますね。
今回もステキなインタビューがたくさんです。
山本寛斎:努力は、皆さんの想像している倍はやりますよ。
♪鳥くん:なんでも本気で3回勧められたら、やることに決めているんです。
フィリップ・ドゥクフレ:とにかく皆さんのために質の高い遊びを提供していかないとね。
山本譲司:今はちょっとしたことが幸せですね。
ジョージさん:「変わっていること」にこだわっている子はダメだと思う。
つねさん:ははははは
竹内久美子:「完璧な嘘」ならついてもいいんですね。
酒井雄哉:その人その人の生きる道があるんだから…人生を通して、大局的に見たらいいんだよ。
何か一線を超えた人たちの話には学びがたくさんですね。
単行本を読むひとつの楽しみは、山田さんのコラムがひとつの魅力だ。
山田さんの今現在感じていることをインタビューした方を通して表現している。
そこには、カッコイイこともカッコワルイことも含めて書かれている。
1巻から読んでいるとその変化が楽しめますね。
今回もステキなインタビューがたくさんです。
山本寛斎:努力は、皆さんの想像している倍はやりますよ。
♪鳥くん:なんでも本気で3回勧められたら、やることに決めているんです。
フィリップ・ドゥクフレ:とにかく皆さんのために質の高い遊びを提供していかないとね。
山本譲司:今はちょっとしたことが幸せですね。
ジョージさん:「変わっていること」にこだわっている子はダメだと思う。
つねさん:ははははは
竹内久美子:「完璧な嘘」ならついてもいいんですね。
酒井雄哉:その人その人の生きる道があるんだから…人生を通して、大局的に見たらいいんだよ。
何か一線を超えた人たちの話には学びがたくさんですね。
断念を秘めた、どこか冷酷な、「愛」に似た視線 : いけちゃんとぼく(本)
2008/3/22 モワノンプリュベスト89レビュアー
いけちゃんの正体については、ちゃんとタネ明かしがあります。しかし物語内的なタネ明かしとは離れて、いやしくもサイバラ読者たるもの、「いけちゃんとぼく」の関係が誰と誰の関係を反映している(ように読める)か、すぐ見当がつくハズ。
それにしても、この「いけちゃんとぼく」の関係性って、とってもサイバラ的ですよね。「いけちゃん」が「ぼく」に投げかける視線って、典型的にサイバラ的。
それは『はれた日は学校をやすんで』で、その思い出を語っている誰かの視線だし、『上京ものがたり』で貧乏時代の自分を振り返る視線だし、その挿話の一つで、同じアパートに住むパキスタンからの出稼ぎ労働者を見る主人公の視線でもある。『ぼくんち』で悲惨すぎてとても悲惨には思えない一家の物語を見つめている視線でもあるし、作者がアジアを旅しつつアジアの人々を見ていた視線でもあるし、『毎日かあさん』シリーズで我が子を観察する視線でもある。
それを何か1語でまとめるのは難しいけど、少なくとも言えるのは、「愛」っていうコトバだけは持ち出したくないってコト。サイバラ世界を支える視線は、「愛」なんてコトバで言い当てることはできない性質のものだと思う。何かもっと冷酷な、断念を秘めた視線だよね。山下和美の『不思議な少年』も連想するけど、でも違うんだよなァ…
視点が「いけちゃん」ではなく「ぼく」に置かれていることで、痛切さは深まっている。
それにしても、この「いけちゃんとぼく」の関係性って、とってもサイバラ的ですよね。「いけちゃん」が「ぼく」に投げかける視線って、典型的にサイバラ的。
それは『はれた日は学校をやすんで』で、その思い出を語っている誰かの視線だし、『上京ものがたり』で貧乏時代の自分を振り返る視線だし、その挿話の一つで、同じアパートに住むパキスタンからの出稼ぎ労働者を見る主人公の視線でもある。『ぼくんち』で悲惨すぎてとても悲惨には思えない一家の物語を見つめている視線でもあるし、作者がアジアを旅しつつアジアの人々を見ていた視線でもあるし、『毎日かあさん』シリーズで我が子を観察する視線でもある。
それを何か1語でまとめるのは難しいけど、少なくとも言えるのは、「愛」っていうコトバだけは持ち出したくないってコト。サイバラ世界を支える視線は、「愛」なんてコトバで言い当てることはできない性質のものだと思う。何かもっと冷酷な、断念を秘めた視線だよね。山下和美の『不思議な少年』も連想するけど、でも違うんだよなァ…
視点が「いけちゃん」ではなく「ぼく」に置かれていることで、痛切さは深まっている。
フツーの子がスターに成り得るリアル : エースをねらえ(全10巻セット)(本)
2008/3/6 盥アットマークベスト63レビュアー
やっぱ、名作といわれるものには何かあるよね。中年になって、はじめて「エースをねらえ!」読んだ率直な感想。宗方の「特訓のつらさから魔球だのなんだのありえない技にあこがれないこと」って言葉は、「巨人の星」や「サインはV」の60年代との違いを端的に示している。ビンボーだったり肉体的ハンデだったりを克服するマジックとしての魔球が70年代には必要なくなってくる。「エースをねらえ!」は一億総中流時代のスポ根、本人に全くその自覚がない、フツーの家庭のフツーの子がスターに成り得るリアルが共感を呼ぶ。70年代ってのは、ヒーローもウルトラマンから仮面ライダーっていう等身大の時代だったし、それこそスタ誕、山口百恵、PLの時代だった訳で。
それと、一見、恋愛のスパイスで男と女の物語のように見せて、その実は、先輩後輩であり、ライバルであり、ダブルスではパートナーであり、恋敵であり...っていう、岡ひろみとお蝶夫人だったり、宗方と桂だったり、っていう女と女、男と男の物語、あるいは女が男を越えていく女対男の物語だったりするんだよな。あとは育てられたものが、今度は育てる側に回るっていう人と人の縁、つながり、絆の物語。
「いいか勝敗をわけるのはいつでもたった1球だ だがプレイしているときはどれがその1球かわからない」とか、名文句も多し。あと、当時の日本のスポーツ状況、テニス界の史料的価値って点でも評価できる。水分補給せずに塩粒齧ったり、うさぎ跳びしたりなんていうスポーツ科学前史だったり、一方でパワーテニスの萌芽だったり、ボルグ、エバートって新星の登場だったり。クリスマスっていえばイブじゃなくて25日がメインだったり、500円札や魚鳥木、「お代はロハ」なんて風俗、言葉も懐かしいなぁ。
これは、忘れた頃にまた読んでも絶対楽しめる作品ですね。
それと、一見、恋愛のスパイスで男と女の物語のように見せて、その実は、先輩後輩であり、ライバルであり、ダブルスではパートナーであり、恋敵であり...っていう、岡ひろみとお蝶夫人だったり、宗方と桂だったり、っていう女と女、男と男の物語、あるいは女が男を越えていく女対男の物語だったりするんだよな。あとは育てられたものが、今度は育てる側に回るっていう人と人の縁、つながり、絆の物語。
「いいか勝敗をわけるのはいつでもたった1球だ だがプレイしているときはどれがその1球かわからない」とか、名文句も多し。あと、当時の日本のスポーツ状況、テニス界の史料的価値って点でも評価できる。水分補給せずに塩粒齧ったり、うさぎ跳びしたりなんていうスポーツ科学前史だったり、一方でパワーテニスの萌芽だったり、ボルグ、エバートって新星の登場だったり。クリスマスっていえばイブじゃなくて25日がメインだったり、500円札や魚鳥木、「お代はロハ」なんて風俗、言葉も懐かしいなぁ。
これは、忘れた頃にまた読んでも絶対楽しめる作品ですね。
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