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エンターテイメント

マニアックな外国人たち : イタリア人は日本のアイドルが好きっ(本)

イタリア人は日本のアイドルが好きっ
イタリア人は日本のアイドルが好きっ(本)

高橋 正彦(音吉プレミアム),
発売日:2007/09

2008/6/22 3.14カラットのダイアモンドベスト13レビュアー

4点

ここに登場する外国人は、おそらく祖国でマニアックな人として扱われているだろうから、ほとんどのイタリア人が日本のアイドルを愛しているのかと思わせてしまうような「イタリア人は日本のアイドルが好きっ」と言うタイトルは良くないと思う。「日本のアイドルが好きなイタリア人」なら許せる。

ただ、豊かな文化が根底に無ければ、マニアックであっても日本文化に興味を示す外国人が現れることは無かったはずなので、彼らの目を通し、改めて日本文化のレベルの高さを認識することができる。また、どうやれば外国人に受けるかなどとは考えずに、ひたすら日本的なものを追求していけば、日本文化が世界の中で確固たる地位を占めることができるとも思った次第である。

そんなことは考えず、ただ単純に読み進めるだけでも十二分に面白い一冊ではある。
  7 人中、7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

J-POP の良さを再認識 : い~じゃん!J-POP -だから僕は日本にやって来た- マーティ・フリードマン(本)

2008/6/22 3.14カラットのダイアモンドベスト13レビュアー

4点

和食と一緒に中華やイタリアン、インド料理などを日常生活の中で一緒に食べていても何も違和感を感じないというか、そうでないと逆に落ち着かない日本人らしく、J-POP ではひとつの曲の中にもクラシックからジャズ、ヘヴィメタル、ヒップホップと言ったあらゆる音楽の要素が詰め込まれていたりすることを本書で再認識した次第である。その上で改めて洋楽を聴くと、たしかに一曲の中にたくさんの要素を詰め込むようなことはしないようである。

いつ音程を外すかが気になって歌詞やメロディーを味わえない華原朋美や、30分ぐらいでお手軽に作ってしまったのだろうと思える量産体制に入った後のつんく♂の曲に高い評価を与えるなど、納得しがたい点もある。
  1 人中、1 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

しっかりした一冊です。 : 越境者松田優作(本)

越境者松田優作
越境者松田優作(本)

松田 美智子,
発売日:2008/01

2008/6/7 ヒューベスト58レビュアー

5点

 元夫人の美智子さんのよる正確な時間軸の元に伝説の俳優の様子がしっかり伝わってきた。ファンの方には是非眼を通しておきたい一冊である。しびれた!
  2 人中、1 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

of all the theatres probably No makes the greatest demands on the audience : 能・文楽・歌舞伎 (講談社学術文庫)(本)

能・文楽・歌舞伎 (講談社学術文庫)
能・文楽・歌舞伎 (講談社学術文庫)(本)

ドナルド キーン,
発売日:2001/05

2008/6/1 recluseベスト66レビュアー

4点

実はまだ能の部分しか読んでいません。ただ素晴らしい作品です。能という日本の古典芸術の理解に外人の書いた解説書を読まなければいけないという現状には苦笑してしまいますが。もっと悲しいのは、no begins with a mask, and within the mask the presence of godで始まる英語の原文を読んだ方が、翻訳で読んだ場合より、もっと感銘を受けてしまうというこの逆説です。この見事な能の解説への導入を読んでください。きびきびした明晰な英語で、西欧演劇の共通のターミノロジーを使いながらその比較の射程を広げながら、しかも著者の情熱を伝える英文で、能への魅力へと読者を誘います。もう私のような古い日本人ですら、西欧から導入された分析の道具を借りずには、能を能として味わうことはできないほど、私たちは変質してしまったのかという疑問を投げかける作品でもあります?海外のギリシャ悲劇との比較という構図の中で提示された方がよりよく能に接近できるという発見は驚きでもあり幻滅でもあります。しかし、この作品の本質的な価値からはなれた部分で、個人の勝手な思い込みでコメントされるのは、著者にとっては心外でしょう。さて、見事な導入部に続き、その後は能の詳細な解説が展開されます。特にわかりやすいのは能と狂言の歴史です。そしてそこに留まることなく、能面、能楽師の養成、音楽、舞台装置、小道具へと解明は進められます。後半のディテールは素人の私にはついていけないほどです。もともとは外人向けに書かれた作品でしたが、日本人にとっても必携の作品となってしまったのは、作品の持つ不思議な意図しない運命です。
  3 人中、3 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

まずは映画を観てからの一読がお薦め。 : アフタースクールへようこそ!―映画『アフタースクール』OFFICIAL BOOK (Gakken Mook)(本)

2008/5/25 hide-bonベスト65レビュアー

5点

「運命じゃない人」で、時系列をバラバラにしながら、それを連環させたオフビート・コメディで(未見の方は是非!)、観る者を刮目させた内田けんじの待望の新作は、期待通りの、否それを遙かに上回るトリッキーな魅力が満載の傑作だ。一筋縄では到底いかないストーリー展開と覚悟し、一杯食わされないぞと作品に向き合いながらも、いつしか映画に引き込まれ、ものの見事に騙されてしまう。正に、さりげないひとつのセリフやワン・シーンたりとも見逃せない騙し絵的な企みに富んでいるのだ。
だから、興味を抱いて、このオフィシャル・ブックを手に取られたものの、まだ映画を観ておられない方は、ぐっと我慢し、なるべく先入意識を入れずに、まずは、映画を御覧になってから一読される事をお薦めしたい。緻密で計算尽くされたインテリジェンス=才能に感服される事間違いない。
そして、主演の3人の存在感の絶妙さも映画の大きな魅力だ。大泉洋と佐々木蔵ノ介のラストの対峙でのやり取り、そして、堺雅人の少年がそのまま大きくなったような微笑の笑顔が印象的だが、実は、この映画は、紛れもなく「友情」と「生きザマ」の物語でもあるのだ。
  6 人中、6 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

「この200題が全て解ければ将棋プロ4段になれる」(米長邦雄 永世棋聖) : 詰むや詰まざるや―将棋無双・将棋図巧 (東洋文庫 282)(本)

2008/5/5 ゴルゴ十三ベスト67レビュアー

5点

「勉強の仕方−頭がよくなる秘密 (原題:『人生惚れてこそ』)」(米長・羽生)という対談形式エッセイでも言及されていた詰将棋難解本です。米長氏が「この200題が全て解ければ四段になれる(=将棋プロになれる)」というコメントを読んだ奨励会時代の羽生氏が必死になって取り組んだという本です。(羽生氏に限らず、トップクラスのプロ棋士は大抵本書をこなしているらしいです)
羽生氏曰く「あれをすべて自力で解ければ、いろいろ理論的なことが身につくということもあるんですけれども、もっと大切なことが隠されていますね。(中略) それで終わってみて気づきました。技術が身に付くんじゃなくて、この難解な詰将棋200題を何年もかけて解く情熱とか熱意とかがあるから、つまり、そういう将棋への思いがあるから、プロになれるんだなと。(中略) 毎日毎日、同じ詰将棋を考えつづけて、解けないと、途中でもう嫌だと思って止めてしまう時期があるんです、本当に。だから、私も中断してしまって、6、7年もかかった。それを乗り越えて将棋に取り組む気があるのかどうなのか、将棋への思いが持続するかどうか、そういうことを言われたのだな、ということが理解できたんです。」けだし名言です。「分かることを急いでいたら、研究者になんかならん方が良い。すぐにはワカランことを考えて、そのうち何とかするのが、研究というものなのだから」(森毅)に通じるものがあります。野球の"地肩"ならぬ"地頭"の強さが"考えるプロ"には必要です。
つまり本書は「"地頭"の強さを試す詰将棋集」と言えます。心してかかってください。。。(プロではなく)普通の将棋愛好家も本書の詰将棋の詰み上がりまでの手順や詰み上がりの駒の配置の見事さには感銘を受けることでしょう。(煙詰、裸玉、長手順...)
  3 人中、2 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

映像化希望。 : 相棒シリーズ 鑑識・米沢の事件簿~幻の女房~ (宝島社文庫 610 「相棒」シリーズ) (宝島社文庫 610 「相棒」シリーズ)(本)

2008/5/3 しんのじベスト23レビュアー

5点

スケールアップしつつ、「いつもの感じ」あり、『誘拐』(渡哲也主演の、隠れた傑作)を思わせる展開ありで個人的にはかなり楽しめた『相棒―劇場版―』の劇中とほぼ同時期に起こった出来事という設定で、『相棒』および特命係の捜査には欠かせない登場人物、鑑識の米沢(演・六角清児)を主人公に据え、その活躍を描く、という趣向の一冊。
右京さんと薫もちょっとだけ登場するほか、リ○ビタンDと『相棒―劇場版―』とのタイアップCMで、米沢と共に“ファイト一発!”をぶちかました伊丹(演・川原和久)、そして「ヒマか?」でおなじみの角田課長(演・山西惇)ら、主だった『相棒』ワールドの住人たちが総登場し、笑いと彩りを添えてくれています。
いや、そんなに期待してなかったけど、面白かったなぁー。
読みやすく、短い時間で一気に読める―軽快だけれど、決して軽くはない―のに加え、文の細部にわたるまで十分に吟味された跡がうかがえ、読んでいくこと自体が“快感”となり、好感が持てました。
このまま映像化しちゃっても、まったく問題ないでしょう。
というか、してくださいお願いします。

なお、前述の通り、この小説は『相棒―劇場版―』とうまいことリンクしてあるのですが、それはすなわち「微妙にネタバレあり」、ということですので、できるだけまっさらな状態で『相棒―劇場版―』をご覧になりたい方は、どうぞご注意ください。
  10 人中、8 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

《ちょっとHな人間秘宝館》=“純ちゃん”の魅力てんこ盛り! : 適当男のカルタ 〜純次のことわざブック〜(本)

2008/5/3 しんのじベスト23レビュアー

4点

裏表紙で、タキシード着といていきなりの“ケツ出し”。
コレやって「あー、しょうがないなこの人は」と受け手を納得させてしまうところが、還暦を超えた“純ちゃん”のスゴさである。
さて、この本は、さまざまな「ことわざ」に“純ちゃん”ならではのアレンジを加え、それぞれにコメントや彼自身によるイラストを添え(表紙の題字をはじめ、書も“純ちゃん”によるもの)、五十音順に並べて載せてある。ほぼ全ページ、ビロウな方向で展開されているので、小学生以下のお子さまにはおすすめ致しかねる―よって☆は4つとした―ものの、写真も多く(撮りおろし&若き日の貴重なものも)、また、追憶の一場面をシリアス・モードで語るコーナーなどもあり、彼のファンには見逃せない。
“純ちゃん”の言ってることは適当なんだけど時に鋭いひとこともあり、編集もていねいで、好感の持てる一冊。
  2 人中、1 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

退屈しているヒマなど、僕には一生ないと思う : 顔―Faces(本)

顔―Faces
顔―Faces(本)

葉加瀬 太郎,
発売日:1998/06

2008/5/3 くろやぎベスト93レビュアー

4点

 バイオリニスト葉加瀬太郎が30歳の時に書いた「秘密の芸術メモ」です。

 本書のカバー見返しに載っている10年前の葉加瀬さんの写真を見ると、今の葉加瀬さんとは180度印象が違います。音楽家として活躍していて、今より相当とんがっていたようです。

 そんな葉加瀬さんのバイオリニストとしての顔、作曲家の顔、画家としての顔、ひょっとしたらシェフになっていたかもしれないというほど料理好きの顔を見せてくれるのが本書です。

 冒頭で葉加瀬さんは「男が必死で何かに取り組むときの動機というのは、(中略)女の子にモテたかったから」と、自分の情熱の源を明かしています。バイオリンを習いはじめたのも、うまくなりたいと思ったきっかけも、同級生の女の子がバイオリン教室に通っていたからです。

 コンクールで西日本の2位になったことから、ますますやる気になり、葉加瀬少年は芸大を目指す若者が集まる堀川高校に入りました。音楽漬けの毎日がはじまり、芸大に入ってからもオーケストラを掛け持ちして演奏し続けました。
 充実した生活が一段落した頃、葉加瀬青年は作曲やバンドにはまり、普通の芸大卒業生と違う道を歩きはじめます。

 自分の歩んだ道を振り返りながら発する葉加瀬さんの言葉は、自信と教訓に満ちています。

たとえば、次のような言葉です。
 「好きなことをやっていられるのは、むしろアマチュアだ」
 「創意工夫のネタは、まわりにいくらでも転がっている」
 「退屈しているヒマなど、僕には一生ないと思う」
 「自分のなかにある『表現したいもの』が根っこの部分に
   なければ、表現する資格がない」
 「自分を感動させることができないような人間には、
  人を感動させる芸術など作れるはずがない」

 今は3枚目でテレビに登場することの多い葉加瀬さんが、本当はすごい芸術家だったことが納得できる一冊でした。
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本書のもう一つの効用 プレゼンテーション作成の良い参考書になりうると思う : 映画技法のリテラシー〈2〉物語とクリティック(本)

映画技法のリテラシー〈2〉物語とクリティック
映画技法のリテラシー〈2〉物語とクリティック(本)

ルイス ジアネッティ,
発売日:2004/07

2008/5/2 nyベスト19レビュアー

4点

もともと映画をもっと楽しんで見られるようにと思って手にとって読みはじめた
のですが、読んでいるウチに全く別の利用法があることに気がつきました。

新しい考えを伝えたり、方向性を少し軌道修正するといった目的で行うプレゼン
テーションを一つの映画作品にたとえたとき、ここで語られているさまざまな視点
や技法がものすごく見通しをよくしてくれるのではないかと思えてきます。

とくに1巻よりこの2巻は、ドラマ、ストーリー、脚本、イデオロギー、理論など
といったテーマを取り上げており、プレゼンと言う目的においては2巻はヒントの
宝庫です。
プレゼンテーションのためにこんな分厚い映画のテキストを読む必要まであるのか
と思いますが、逆に表面的な「プレゼン速習術」と言った本を何冊も読んでも、こ
こに書かれているようなコトはまったく触れられていないので、ある意味では隠れ
た名著なのではないかと思えました。

このシーリーズ(というかこの出版社)の和訳がうまくないという評があちこちに
書かれています。いわゆる直訳の感じがして、機械で翻訳したような堅さと、用語
の統一がされていないなど、プロの仕事ではない翻訳なのは確かにそう思います。

しかし、文学作品ではないので、ここに書かれている情報を読み取ればそれでよい
と考えるならば、そんなに致命的なものではないし、前向きに考えれば、スラスラ
読めない分、注意しながら文章にあたれるのでこれはこれでよいのではないかと思
います。
  1 人中、1 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

ギリギリの線で・・。 : ビートたけしのオールナイトニッポン傑作選! (本人本 1)(本)

ビートたけしのオールナイトニッポン傑作選! (本人本 1)
ビートたけしのオールナイトニッポン傑作選! (本人本 1)(本)

兵庫慎司,オフィス北野,高田文夫事務所,太田プロダクション,ニッポン放送,
発売日:2008/01/29

2008/4/22 drivenベスト6レビュアー

4点

オールナイトニッポンの放送時スクリプト。軍団メンバーらが当時を振り返るインタビューが挿入されていますが印象深かったのはディレクター氏のたけしさん評。これだけどぎつい内容、放送コードすれすれの内容で放送を止めようと思ったことはなかったか?の問いに対し、「それはない。たけしさんは”ギリギリの線”をよく心得てしゃべっていたし、(ホテルニュージャパン火災や日航機事故をネタにしたときも)遺族の方々の話ではなくニュージャパンの横井社長のことを喋っていた、だから抗議も一切無かった」。

聴いている側がはらはらしてしまうような空気って、今のお笑い・芸人ブームからは一切感じられませんが、この当時のたけしさんにはそういう痺れるような危なさが確かにありました。エネルギーというか、「熱い時代」でしたね。そう言えば今をときめく東国原知事も「おい、東!」とこんなことやらされてたんだなあ・・・と懐かしいネタばかり。内容的にちょっと食い足りなさを感じたくらい。活字にしても面白いもんですね。
  2 人中、1 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

六本木の映画を見に行って : シネマの快楽 (河出文庫)(本)

シネマの快楽 (河出文庫)
シネマの快楽 (河出文庫)(本)

蓮實 重彦,武満 徹,
発売日:2001/05

2008/4/11 くにたち蟄居日記ベスト32レビュアー

5点

 自分の「顔」を持つ映画館が時として存在する。

 池袋の文芸座、銀座の並木座、吉祥寺のバウスシアター、神田の岩波ホールなど いくつも名前が出てくる。六本木にあったCINE VIVANTも そんな映画館の一つだった。

 文化戦略をとったセゾングループの映画での「顔」を担った その映画館は 優れた欧州映画を独自で発掘し 上映することで一世を風靡した。ノスタルジア、ラパロマ、エルスールなどの 目の覚めるような傑作を日本に紹介した功績は本当に大きかった。

 映画のパンフレットも脚本を収録するなど 非常に充実していた。中でも 蓮見と武満の対談は ある意味で 映画の門外漢であるお二人の 映画への愛に満ちたものであり 繰り返し読んだことを覚えている。そう あのパンフレットを持っているだけで 文化の香りを身にまとったような気がしたものだ。
 思えば スノッブな話だが。

 そんな二人の対談が本になっているのを見つけた。

 蓮見が その後 東大総長になるとは思わなかったし 武満は既に鬼籍に入られた。20年という年月を経て もう一度 お二人の「放談」を楽しんでいるところだ。
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用具からデザインまで : カリグラフィーQ&A―すべての疑問にズバリお答えします(本)

2008/3/26 chatbrunベスト31レビュアー

5点

タイトル通り、カリグラフィーに関するQ&A集です。元日本カリグラフィー協会会長の小田原先生が、様々な疑問に解答します。
取り上げられている質問は実にたくさんあります。ペンやインク、用紙などの用具、様々なペンやマーカーの紹介、
各種インクの特徴、ペンの使い方・持ち方・構え方、グラデーションの付け方などが写真つきで解説されています。
また、カードの装飾などに使えるリボンやお花の模様を、カリグラフィーのようにして平筆で描くやり方も詳説。
他にも、文字や模様のデザインやレイアウトの仕方、英文・仏文フレーズ集、様々な書体の書き方まで網羅。
カリグラフィーとはそもそもどんなものなのか、一体どのような道具を揃えれば良いのか、そして文字はどう書くのか、
カリグラフィーについてありとあらゆる事柄がわかる一冊です。何も知らない全くの初心者にも
わかりやすいように書かれた親切な書籍です。独学でやってみようかな、という方にも、既に習われている方にも有用と思います。
  1 人中、1 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

生真面目な不良少年を抱えた天性の俳優。 : ショーケン(本)

ショーケン
ショーケン(本)

萩原 健一,
発売日:2008/03/14

2008/3/25 街道を行くベスト2レビュアー

5点

ショーケンという不可思議な魅力に引き込まれたように読み始めました。彼の口調を思い出させるような文章で、慣れるまで違和感を感じますが、整っていない文体のため逆に生な感じが伝わってきます。何とも不思議な魅力を持った本でした。テンプターズで人気者になって、「太陽にほえろ」「傷だらけの天使」「前略おふくろ様」ではにかんだ表情をみせる役者に転進したショーケンですが、一直線に進んだ道ではなく、非常に屈折していたことを知りました。その頃、特に役者の勉強をしたわけでもないのに大物監督が次々と彼を起用するのですが、その理由もわかってきたように思います。いろんなタイプの映画をよく研究していて、この役は、あの感じでいこう、といった風に、自分で役を作ってゆくのですが、役者としては天才肌の人物であったと思わせます。麻薬で捕まったりしますが、ある日を境にきっぱり辞めたりと、ワルでありながら真面目な性格も兼ね備えています。CMに出演したらその会社の製品しかつかわないそうです。昔気質な面も持ち合わせていて、やっぱり不思議な魅力があります。自分自身でも説明のつかない無軌道な生き方ながらも一本、筋が通っているようにも感じます。生真面目な不良少年のようです。もう一度ショーケンの映画を見てみたくなりました。
  12 人中、7 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

正直、こういう小説は・・・ : ちりとてちん 下 (NHK連続テレビ小説)(本)

ちりとてちん 下 (NHK連続テレビ小説)
ちりとてちん 下 (NHK連続テレビ小説)(本)

藤本 有紀,青木 邦子,
発売日:2008/02/29

2008/3/20 真鳥ックスベスト12レビュアー

5点

多少よみづらくてもいいから、
脚本のままを出版してほしいのも本音です

テレビ放送ではなくなくカットしてしまった
セリフや場面もあったようだけに
尚更、脚本が読んでみたい。
  13 人中、8 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

隠微なモノクローム : 隠花な被写体―小島可奈子(本)

隠花な被写体―小島可奈子
隠花な被写体―小島可奈子(本)

篠山 紀信,
発売日:2008/01

2008/3/17 名探偵キボンベスト75レビュアー

5点

書店で当商品を見たときは、ページ数の少なさと値段のギャップを感じたが、実際ページを開いてびっくり。
かつてのグラドル小島可奈子がすっかり女になっていた。
それにもまして前頁「日本女性のエロティシズム」を、モノクロ写真で余すところ無く表現している。
美人でスタイル抜群の小島可奈子を起用したのが大正解。他のモデルだったらここまで見る者を引き込むことは不可能。冒頭の滝のほとりで着物を徐々に脱いで最後はオールヌードになる様は、絶品。鄙びた旅館で隠微な一夜を彼女と過ごすようなシチュエーションは全男性の願望。
カラー写真が一枚もないので、見る人によっては不満に思うかもしれないが、そんな感性じゃまだまだ子供だね。被写体の魅力と風景を見事にコラボする篠山 紀信氏はまだに巨匠の名にふさわしい。
  7 人中、4 人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
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