歌謡曲・演歌
ほぼ申し分ない1枚(ジャケット・デザイン以外は……)。 : 全曲集/笑い飛ばして(ミュージック)
2008/5/23 しんのじベスト23レビュアー
チータが得意とするそれともまた違う、人生へのささやかだが力強い応援歌として一風変わった、いや、かなりユニークなものに仕上がっている「笑い飛ばして」をフィーチャーしたベスト盤。アーバン調(?)で、気取った小道具(ワイングラスとか)が出てきても決してムード歌謡にならないあたりが彼らしい3、そして、アコースティック・ギターと伸びやかな彼のヴォーカルが共鳴するように響く、ポップな会心作の16が自身による作曲、そして、あでやかな花柳社中に囲まれて歌う姿が目に浮かぶ曲調と、ある意味アナーキーでロケンロールな歌詞とのギャップにめまいすら覚える問題作「風まかせ夢まかせ」では作詞・作曲も担当しており、ただならぬものを感じさせる(近作では他に、シングル「風とともに…」のカップリング曲「永遠(とわ)の想い」が彼自身による作詞・作曲。青春への追想がテーマの、いい意味で加山雄三調の佳曲。「風とともに…」をフィーチャーしたベストなどにも収録)。全体的にも初期作と近作とで手堅く固めている感じで、ほぼ申し分ない1枚といえる。
ただ、シングル「笑い飛ばして」のジャケット―曲のイメージとは相当にへだたりがあるが、実にシブい!―と同じ衣装で、同じ時に、ライティング等を変えて撮ったと思われるアーティスト写真を、いつもながらの出来合い風のワクの中へハメ込んだがために生じた、このジャケットのバランスの悪さはどうだろう。こういったデザインこそが似合う人もいるわけだけども(宮さんとか冠さんとか)、なんというか、このテのデザインで出す、ということ自体の限界のようなものすら感じてしまう。少なくとも、この写真でこのデザインはないよなぁー……。
※2003年10月記す。
ただ、シングル「笑い飛ばして」のジャケット―曲のイメージとは相当にへだたりがあるが、実にシブい!―と同じ衣装で、同じ時に、ライティング等を変えて撮ったと思われるアーティスト写真を、いつもながらの出来合い風のワクの中へハメ込んだがために生じた、このジャケットのバランスの悪さはどうだろう。こういったデザインこそが似合う人もいるわけだけども(宮さんとか冠さんとか)、なんというか、このテのデザインで出す、ということ自体の限界のようなものすら感じてしまう。少なくとも、この写真でこのデザインはないよなぁー……。
※2003年10月記す。
和ものコンピとして、実はかなり高水準。 : テレビ狂時代 Vol.1 '69~ '77(ミュージック)

テレビ狂時代 Vol.1 '69~ '77(ミュージック)
テレビ主題歌,五木ひろし,五月みどり,桂三枝,西崎みどり,小川順子,マッハ文朱,柳ジョージ,山本リンダ,ザ・ワンダース,ハレンチ学園コーラス部,
発売日:2003/01/22
2008/3/25 しんのじベスト23レビュアー
TV版『日本沈没』主題歌「明日の愛」(作曲:筒美京平)のために購入。
これと“必殺シリーズ”主題歌の3曲―「荒野の果てに」「旅愁」「さざなみ」―などを手に入れようと、かなり割り切って買ったものだったが、これが予想外にいいアルバムだった。
全体に、70年代の歌謡曲のカッコいい部分をかなり凝縮したような内容で、メロディーそのものの美しさとあわせ、聴いていて燃えたりしみじみしたり、さまざまな感情を味わえる。6曲を作曲し、アルバム全体のトーンを決定づけている平尾(昌晃)先生の絶好調ぶりを堪能できるのもうれしい(小川順子「夕陽」が地味に名曲)。
2のザ・ワンダースは尾崎紀世彦がいたコーラス・グループ。3を歌う“ハレンチ学園コーラス部”(!)のメインは児島美ゆき。「ゴルゴと呼ばれる男」は、さいとう・たかを御大自ら作詞。いくつになっても“永遠の女神”である五月みどり「ブギウギ小唄」は、阿久悠の職人技が冴える艶っぽい傑作だが、昔のテレコから聴いてるみたいな音質が残念すぎる(グラスロード「君は今青春」も同様)。「『新宿警察』のテーマ」はクニ河内によるグルーヴィーなインスト。当時、なかなか強烈なジャケ写がレコード屋の店頭でも印象的だったマッハ文朱の「必殺勉強野郎」は、意外にノリのいいディスコ歌謡でビックリ。柳ジョージ「『祭ばやしが聞こえる』のテーマ」は、これまでよく耳にしてきたものとは異なるテイクで、こちらの方がレアなのかもしれない。そして五木ひろしの3曲―「狼のバラード」「明日の愛」「旅人」―は、ベスト盤にはほとんど入らないと思うが、どれもいい曲。そうそう、TV版『日本沈没』といえば、挿入歌「小鳥」が入手困難なので、「明日の愛」といっしょになんとかしていただきたいところ。ついでに言えば、“必殺シリーズ”の主題歌コンピレーションも、もうそろそろ出てもいい頃合いなんじゃないかと思ったり。
これと“必殺シリーズ”主題歌の3曲―「荒野の果てに」「旅愁」「さざなみ」―などを手に入れようと、かなり割り切って買ったものだったが、これが予想外にいいアルバムだった。
全体に、70年代の歌謡曲のカッコいい部分をかなり凝縮したような内容で、メロディーそのものの美しさとあわせ、聴いていて燃えたりしみじみしたり、さまざまな感情を味わえる。6曲を作曲し、アルバム全体のトーンを決定づけている平尾(昌晃)先生の絶好調ぶりを堪能できるのもうれしい(小川順子「夕陽」が地味に名曲)。
2のザ・ワンダースは尾崎紀世彦がいたコーラス・グループ。3を歌う“ハレンチ学園コーラス部”(!)のメインは児島美ゆき。「ゴルゴと呼ばれる男」は、さいとう・たかを御大自ら作詞。いくつになっても“永遠の女神”である五月みどり「ブギウギ小唄」は、阿久悠の職人技が冴える艶っぽい傑作だが、昔のテレコから聴いてるみたいな音質が残念すぎる(グラスロード「君は今青春」も同様)。「『新宿警察』のテーマ」はクニ河内によるグルーヴィーなインスト。当時、なかなか強烈なジャケ写がレコード屋の店頭でも印象的だったマッハ文朱の「必殺勉強野郎」は、意外にノリのいいディスコ歌謡でビックリ。柳ジョージ「『祭ばやしが聞こえる』のテーマ」は、これまでよく耳にしてきたものとは異なるテイクで、こちらの方がレアなのかもしれない。そして五木ひろしの3曲―「狼のバラード」「明日の愛」「旅人」―は、ベスト盤にはほとんど入らないと思うが、どれもいい曲。そうそう、TV版『日本沈没』といえば、挿入歌「小鳥」が入手困難なので、「明日の愛」といっしょになんとかしていただきたいところ。ついでに言えば、“必殺シリーズ”の主題歌コンピレーションも、もうそろそろ出てもいい頃合いなんじゃないかと思ったり。
盲目の演歌歌手 : 雨恋々(ミュージック)
2008/2/26 真鳥ックスベスト12レビュアー
彼は生まれてすぐに視力を失いましたが
とても美しい心で、唄を伝えます。
一度彼の歌を聴いてみてください。
こんなに純粋に丁寧に演歌を歌う人に
久しぶりに出会いました。
とても美しい心で、唄を伝えます。
一度彼の歌を聴いてみてください。
こんなに純粋に丁寧に演歌を歌う人に
久しぶりに出会いました。
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