DVD
織田裕二の“ワル”ぶりが際立っているが、実は三谷幸喜初の連続TVドラマ。 : 振り返れば奴がいる DVD-BOX(DVD)
2008/5/26 hide-bonベスト65レビュアー
今や演劇界のみならず、TVドラマ、映画、出版の世界とエンタテインメント全般で八面六臂の活躍を見せる三谷幸喜。東京サンシャインボーイズ時代からのファンにとっては嬉しいけれど、新作舞台のチケット確保がままならないのが複雑な処(苦笑)。このドラマは、ファンなら先刻ご承知の通り、三谷が初めてゴールデン枠の連続TVドラマの脚本を手掛けた作品。今作の成功、評判から広く世間に知られ、メジャーの道を駆け上がっていく契機になったのは衆目の一致する処だ。
権力闘争、腐敗が横行する大病院を舞台に、2人の若き医者の相反する生き方と対立を通して、野心と良心、善と悪、正にカインとアベル的な骨太なヒューマン・サスペンスの要素が強いが、節々にギャグやユニークなキャラクターが散りばめられているのはいかにも三谷的。一説には、初の連ドラとそのテーマ性から、コメディの味付けを希薄にした(と強要された〜笑)とも言われている。三谷ドラマの特徴に、そのシチュエーションやコンセプトに、三谷自身が愛する既存の作品たちからのインスパイア、引用を踏まえる事が挙げられる。今作では「白い巨塔」や「ブラックジャック」の影響が色濃いが、それを換骨奪胎して自らの世界を構築してしまう処が上手い。
今では“陽気で熱血な2枚目半”の役柄が定着した織田裕二のワイルドで冷徹な魅力が印象的だが、風見鶏的に処世する鹿賀丈史が絶品。今見ても、少しも古さを感じさせない傑作だと思うが、千堂あきほ、中村あずさの顔ぶれを見ると、さすがに時代を感じるなぁ。
権力闘争、腐敗が横行する大病院を舞台に、2人の若き医者の相反する生き方と対立を通して、野心と良心、善と悪、正にカインとアベル的な骨太なヒューマン・サスペンスの要素が強いが、節々にギャグやユニークなキャラクターが散りばめられているのはいかにも三谷的。一説には、初の連ドラとそのテーマ性から、コメディの味付けを希薄にした(と強要された〜笑)とも言われている。三谷ドラマの特徴に、そのシチュエーションやコンセプトに、三谷自身が愛する既存の作品たちからのインスパイア、引用を踏まえる事が挙げられる。今作では「白い巨塔」や「ブラックジャック」の影響が色濃いが、それを換骨奪胎して自らの世界を構築してしまう処が上手い。
今では“陽気で熱血な2枚目半”の役柄が定着した織田裕二のワイルドで冷徹な魅力が印象的だが、風見鶏的に処世する鹿賀丈史が絶品。今見ても、少しも古さを感じさせない傑作だと思うが、千堂あきほ、中村あずさの顔ぶれを見ると、さすがに時代を感じるなぁ。
こんな映画が作られた時代もあったんですね : 卍(まんじ)(DVD)
2008/5/25 recluseベスト66レビュアー
濃いね。ここまで濃いとは驚きでした。映像の色といい、重苦しさといい、若尾文子の洋装の服装のけばけばしさといい、重苦しいほどです。シーンはほとんどが室内で、外のシーンはほとんど登場しません。そして独白をするのが岸田今日子と来ては異様な雰囲気は想像通りですが。原作でも指摘されている、両者の間で交換された手紙のけばけばしい装丁といい、実際見てみないとわからないものもたくさんありますね。「綿貫」という人物のいやらしさはどうも小説の上では実感できませんでしたが、川津祐介によって関西弁で熱演されることによりその実在感がましたようです。私にとってはこれほど関西弁が充満している映画は見たことがありませんが、識者の指摘によるとこれはどこにも存在しない独特の関西弁だそうです。となると谷崎のオリジナルなストーリーが関西弁という特異な媒体を必要としたのか、それとも関西弁という「特異」な世界がこのようなストーリを必要としたのか、興味深い論点を提示します。案外、ただのオリエンタル趣味だったのかも知れません。映画の進行は、原作に忠実にたどられています。時代は1964年の日本に翻案されていますが、必ずしも違和感は与えません。案外昭和39年の東京オリンピックまでは風俗の上では、大阪は戦前それも昭和初期の延長線上の臭いを強く残していたのかもしれません。
日本映画史上初めて製作された本格派ミュージカル。 : 君も出世ができる(DVD)
2008/5/24 hide-bonベスト65レビュアー
「嫌われ松子の一生」を観た時、これは日本に於いて極めて稀なミュージカルの傑作だなと興奮した。それくらいミュージカル映画は、日本の風土には似合わない不毛なジャンルと言えるのだが、それでも、過去にこのジャンルに果敢に挑戦した意欲作がなかった訳ではなくて、例えば加藤泰の「真田風雲録」や岡本喜八の「ああ爆弾」らが挙げられるのだが、それらがかなり斬新で作家性の強い作品であったのに比べ、今作はハリウッドテイストの軽やかで心弾むようなコメディ・タッチを狙って作られている。
高度経済成長期でのモーレツサラリーマンのヴァイタリティと悲哀に、帰国子女とのラブコメディをミュージカル仕立てにしてしまったのがいかにも東宝らしい(笑)。ハデさや賑やかさは同時代に作られていたクレージーキャッツ映画に一歩譲るが、黛敏郎&谷川俊一郎コンビによるマンボ、ルンバから民謡までも盛り込んだ楽曲たちは楽しいし、中でも、雪村いずみや益田喜頓ら総勢100人近くの出演者、ダンサーが歌い踊る「アメリカでは」は、多少ゴタゴタするものの壮観で、かなり頑張っている。フランキー堺や高島忠夫が働くオフィスとか、浜美枝がママのナイトクラブとか、近未来のSF映画を思わせる村木忍のセットデザインが印象的。
フランキーがやけ酒を飲んでいると、何故か植木等が登場、「これが男の生きる道」を聴かせると、それがいつの間にかサラリーマン哀歌のモブ・シーンに変わっていったり、ラストの大団円が、いかにもサラリーマン的慎ましやかで時代を感じてしまうが、日本映画で恐らく初めて本格的ミュージカルに挑戦した意欲作、映画ファンなら観てソンはない。
高度経済成長期でのモーレツサラリーマンのヴァイタリティと悲哀に、帰国子女とのラブコメディをミュージカル仕立てにしてしまったのがいかにも東宝らしい(笑)。ハデさや賑やかさは同時代に作られていたクレージーキャッツ映画に一歩譲るが、黛敏郎&谷川俊一郎コンビによるマンボ、ルンバから民謡までも盛り込んだ楽曲たちは楽しいし、中でも、雪村いずみや益田喜頓ら総勢100人近くの出演者、ダンサーが歌い踊る「アメリカでは」は、多少ゴタゴタするものの壮観で、かなり頑張っている。フランキー堺や高島忠夫が働くオフィスとか、浜美枝がママのナイトクラブとか、近未来のSF映画を思わせる村木忍のセットデザインが印象的。
フランキーがやけ酒を飲んでいると、何故か植木等が登場、「これが男の生きる道」を聴かせると、それがいつの間にかサラリーマン哀歌のモブ・シーンに変わっていったり、ラストの大団円が、いかにもサラリーマン的慎ましやかで時代を感じてしまうが、日本映画で恐らく初めて本格的ミュージカルに挑戦した意欲作、映画ファンなら観てソンはない。
溢れる詩情 : 潜水服は蝶の夢を見る 特別版【初回限定生産】(DVD)
2008/5/23 一色町民ベスト22レビュアー
感動ドラマと聞くと重苦しい闘病記を想像しがち。だけど、全身麻痺の主人公の狭い視界に映し出される病室にすら詩情が溢れている。
カメラワークも斬新で効果的。ジャン=ドーの視界でカメラが使われ、主人公の視ているものがスクリーンに広がり、その表現手法に感嘆してしまう。我々も彼と共に私も潜水服を着せられて、海底へ沈められて、ただ闇に鳴り響く呼吸音に不安になり、ボンベの酸素が残り少なくなることに怯えるのだ。
でも彼は、決して悲嘆に暮れたりせずに、自分の置かれている状況を少しシニカルにユーモアさえ交え描写する。
21世紀の今では、目の動きとまばたきでキー入力が可能なパソコンがあるようですが、この時代の方法は、いたってシンプル。何度も何度もアルファベットが読み上げられ、そのたびにまばたきが繰り返される。その回数20万回以上!! 執念ともいうべき根気とあふれる思い。そして、それを支える献身的な人々。
やがてカメラが、車椅子やベッドの上から解き放たれて、羽をもって自由に飛翔する時、言いようのない高揚感に包まれる。失ってから気付く家族の(周囲の人も)愛、そして身体が動かなくても「記憶」と「想像力」で、表現し創造することができることの驚きと素晴らしさ。魅力的な登場人物とそれを演じる巧みな演者。
スクリーンに映し出される全てのカットが美しく、控えめだけれどその映像を引き立たせるオリジナル楽曲も、U2、トム・ウェイツなどの歌も胸にしみた。
カメラワークも斬新で効果的。ジャン=ドーの視界でカメラが使われ、主人公の視ているものがスクリーンに広がり、その表現手法に感嘆してしまう。我々も彼と共に私も潜水服を着せられて、海底へ沈められて、ただ闇に鳴り響く呼吸音に不安になり、ボンベの酸素が残り少なくなることに怯えるのだ。
でも彼は、決して悲嘆に暮れたりせずに、自分の置かれている状況を少しシニカルにユーモアさえ交え描写する。
21世紀の今では、目の動きとまばたきでキー入力が可能なパソコンがあるようですが、この時代の方法は、いたってシンプル。何度も何度もアルファベットが読み上げられ、そのたびにまばたきが繰り返される。その回数20万回以上!! 執念ともいうべき根気とあふれる思い。そして、それを支える献身的な人々。
やがてカメラが、車椅子やベッドの上から解き放たれて、羽をもって自由に飛翔する時、言いようのない高揚感に包まれる。失ってから気付く家族の(周囲の人も)愛、そして身体が動かなくても「記憶」と「想像力」で、表現し創造することができることの驚きと素晴らしさ。魅力的な登場人物とそれを演じる巧みな演者。
スクリーンに映し出される全てのカットが美しく、控えめだけれどその映像を引き立たせるオリジナル楽曲も、U2、トム・ウェイツなどの歌も胸にしみた。
再版決定ですが、不安な面も。 : M:i ミッション:インポッシブル トリロジーBOX (Blu-ray Disc)(DVD)

M:i ミッション:インポッシブル トリロジーBOX (Blu-ray Disc)(DVD)
トム・クルーズ,ミシェル・モナハン,フィリップ・シーモア・ホフマン,ローレンス・フィッシュバーン,ヴィング・レイムス,
発売日:2008/07/25
2008/5/23 tkselementベスト41レビュアー
やっとこさパラマウントがブルーレイ、再販を発表しましたね。7月25日より随時再版開始です。このBOXも再版されますが、画質、音質(ロスレスとまではいいませんがねせめてドルビーTrueHDで再収録希望。既存は確かただの5.1ch)ともに低レベルな残念な作り。ただの再販ではなく、音質の向上を期待したいところです。
何とも言えない余韻を残す映画。 : ミスター・ロンリー(DVD)
2008/5/23 hide-bonベスト65レビュアー
マイケル・ジャクソンに憧れ、焦がれ、いつしか「マイケル」としてしか生きられなくなってしまった、アイデンティティを見失い、日々ストリート・パフォーマーとして物真似をしながら“現実”を生きている“ひとりぼっち”の孤独な若者。これだけでも十分切ないのに、彼は養護施設の余興でマリリン・モンローのそっくりさんと出逢い、恋に落ち、彼女の導きで、スコットランドの森の中の古城を訪れる。そこには、世界中の著名人(もどき)たちがコミューンを築き、そこで彼らは、この世で最も魅惑的なショーを興行しようと夢想していた。
今作の略筋を知った時、こんなに痛切な物語はないなと感じた。そして、「ミスター・ロンリー」は、ボビー・ヴィントンの同名タイトル曲が情感過多に流れるオープニングから、全編予想通りの切なさと哀しさとおかしさと優しさに彩られたラブ・ストーリーに、唐突に登場する尼僧たちの“パラシュートなしの”スカイダイビングの奇跡の跳躍の数々を神の啓示として捉えた寓話が挿入された(しかも、結局この2つの異なる話は最後まで結び合う事はないのだ!)何とも人を食った不可思議で残酷ながら愛おしさに溢れたドラマだった。
チャップリンが、マドンナが、ローマ法王が、リンカーンが、ジミー・ディーンが、語り、歌い、踊る。
ニセモノ(似せもの)としてしか生の充足感を感じられない彼ら、その虚しくて滑稽な現実逃避の世界の裏にあるピュアで傷つきやすい感性たちに心が締めつけられる。
ハーモニー・コリン自身にとって最良にウエルメイドな逸品、彼が敬慕するヴェルナー・ヘルツォークとレオン・カラックスも出演している。
今作の略筋を知った時、こんなに痛切な物語はないなと感じた。そして、「ミスター・ロンリー」は、ボビー・ヴィントンの同名タイトル曲が情感過多に流れるオープニングから、全編予想通りの切なさと哀しさとおかしさと優しさに彩られたラブ・ストーリーに、唐突に登場する尼僧たちの“パラシュートなしの”スカイダイビングの奇跡の跳躍の数々を神の啓示として捉えた寓話が挿入された(しかも、結局この2つの異なる話は最後まで結び合う事はないのだ!)何とも人を食った不可思議で残酷ながら愛おしさに溢れたドラマだった。
チャップリンが、マドンナが、ローマ法王が、リンカーンが、ジミー・ディーンが、語り、歌い、踊る。
ニセモノ(似せもの)としてしか生の充足感を感じられない彼ら、その虚しくて滑稽な現実逃避の世界の裏にあるピュアで傷つきやすい感性たちに心が締めつけられる。
ハーモニー・コリン自身にとって最良にウエルメイドな逸品、彼が敬慕するヴェルナー・ヘルツォークとレオン・カラックスも出演している。
秘密基地ってやっぱり魅力的だよね(笑) : テラビシアにかける橋(DVD)
2008/5/22 一色町民ベスト22レビュアー
子どもを意識しすぎた幼いファンタジーばかりで食傷気味のなか、大人の鑑賞に耐え得る豊かさがあります。
テーマは特に新しくはありませんが、「心の目を通して世界を見ることの大切さ」を現実と幻想の間を広げ過ぎることなく描いています。
子供社会の人間関係の縮図の見せ方が秀逸で、様々なエピソードを見せながら時に反撃に出てみたり、時に勝ち目のない戦はすまいと引き下がったり、そしていじめっ子が実は虚勢を張ってる弱い人間なのだ(いじめっ子にならざるを得なかった理由)等を上手く配置して、ただの子供から1つずつ「大人」への階段を上っていく心理を見せて行きます。
CGはあくまで慎ましく補助的に使われいて、ファンタジー描写をやり過ぎていないのもいい。主役はあくまで少年と少女だ。これが案外重要なことで、現実に沿ったストーリーなので、CGだらけの映像にしてしまっては、説得力がなかったかも。
ジェスを演じるジョシュ・ハッチャーソンは「ザスーラ」の頃を思うとオッサン化しているのが気にかかるものの、悪くはない。でも、ポイントは何と言ってもレスリー役のアナソフィア・ロブ。意地悪な役だった「チャーリーとチョコレート工場」とは別人のような魅力を発散。ちょっと、キーラ・ナイトレイに似ている美人で、『目ぢから』があるね。少女のもつ中性的な魅力に溢れ、豊かな表情もいいし、キュート。突飛なファッションも難なく自分のものにしていた。
ストーリー展開としては、なつかしモードでいると、話が急展開します。あとは、怒涛の泣きモード。(苦笑)
担任のちょっぴり意地悪っぽい先生が、ジェスに自分の体験を語るシーンや父親の思いなどに泣かされます。子供向けと見せかけて、実は大人向けのファンタジー。そして、「ヒューマン・ドラマ」でもありました。
テーマは特に新しくはありませんが、「心の目を通して世界を見ることの大切さ」を現実と幻想の間を広げ過ぎることなく描いています。
子供社会の人間関係の縮図の見せ方が秀逸で、様々なエピソードを見せながら時に反撃に出てみたり、時に勝ち目のない戦はすまいと引き下がったり、そしていじめっ子が実は虚勢を張ってる弱い人間なのだ(いじめっ子にならざるを得なかった理由)等を上手く配置して、ただの子供から1つずつ「大人」への階段を上っていく心理を見せて行きます。
CGはあくまで慎ましく補助的に使われいて、ファンタジー描写をやり過ぎていないのもいい。主役はあくまで少年と少女だ。これが案外重要なことで、現実に沿ったストーリーなので、CGだらけの映像にしてしまっては、説得力がなかったかも。
ジェスを演じるジョシュ・ハッチャーソンは「ザスーラ」の頃を思うとオッサン化しているのが気にかかるものの、悪くはない。でも、ポイントは何と言ってもレスリー役のアナソフィア・ロブ。意地悪な役だった「チャーリーとチョコレート工場」とは別人のような魅力を発散。ちょっと、キーラ・ナイトレイに似ている美人で、『目ぢから』があるね。少女のもつ中性的な魅力に溢れ、豊かな表情もいいし、キュート。突飛なファッションも難なく自分のものにしていた。
ストーリー展開としては、なつかしモードでいると、話が急展開します。あとは、怒涛の泣きモード。(苦笑)
担任のちょっぴり意地悪っぽい先生が、ジェスに自分の体験を語るシーンや父親の思いなどに泣かされます。子供向けと見せかけて、実は大人向けのファンタジー。そして、「ヒューマン・ドラマ」でもありました。
前作の汚名(?)返上の傑作 : Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(DVD)
2008/5/22 一色町民ベスト22レビュアー
イギリスの人気TVキャラクター“ミスター・ビーン”のトンデモ珍道中を描く劇場版第2弾となる爆笑コメディ。10年前の映画版はイマイチだったですが、本作はなかなか面白かったです。
ビーンは、ほとんど喋らないんですよね。一応、会話で笑わせるようなところもあるのですが、もっぱら、動きだけで笑わせるというか、純粋コメディ作りに好感が持てるし、クジで当たったビデオカメラという小道具の使い方(後述します)が素晴らしかった。
また、映画ファンなら、カンヌ映画祭におけるビーンの引っ掻き回しぶりに爆笑できる。監督ひとりよがりのゲージュツ映画にうんざりする観客の様子や、それでも一人悦に入る勘違い映画作家など、ありがちな風景が笑いを誘います。
カンヌに着くまでのドタバタに飽きてきたところに、カンヌに到着してからウィレム・デフォーというナルシストな映画監督という新たな役を投入するところが、なかなか巧いと思いましたよ。
道中、ビーンはビデオを取りまくりますが、ここで、彼の撮った映像が生きてきます。ここからクライマックスに向けて、短編ギャグの積み重ねのようだったこれまでの展開が、一気につながっていく。感動的なまでにパズルがうまくはまる爽快感。どんな風かは観てのお楽しみ。(笑)
ラストに近づくほど笑いの密度が上がって、そのままジ・エンドにもって行く力技には感服しました。 コメディのワクを超えて、これは傑作映画の1本になったと思います。
ビーンは、ほとんど喋らないんですよね。一応、会話で笑わせるようなところもあるのですが、もっぱら、動きだけで笑わせるというか、純粋コメディ作りに好感が持てるし、クジで当たったビデオカメラという小道具の使い方(後述します)が素晴らしかった。
また、映画ファンなら、カンヌ映画祭におけるビーンの引っ掻き回しぶりに爆笑できる。監督ひとりよがりのゲージュツ映画にうんざりする観客の様子や、それでも一人悦に入る勘違い映画作家など、ありがちな風景が笑いを誘います。
カンヌに着くまでのドタバタに飽きてきたところに、カンヌに到着してからウィレム・デフォーというナルシストな映画監督という新たな役を投入するところが、なかなか巧いと思いましたよ。
道中、ビーンはビデオを取りまくりますが、ここで、彼の撮った映像が生きてきます。ここからクライマックスに向けて、短編ギャグの積み重ねのようだったこれまでの展開が、一気につながっていく。感動的なまでにパズルがうまくはまる爽快感。どんな風かは観てのお楽しみ。(笑)
ラストに近づくほど笑いの密度が上がって、そのままジ・エンドにもって行く力技には感服しました。 コメディのワクを超えて、これは傑作映画の1本になったと思います。
話は佳境へと : 銀盤カレイドスコープ4(DVD)
2008/5/22 Notre Dameベスト61レビュアー
4巻でも見事に修正されています。細かいところまで修正されていて、録画した物を比較しながら観ると修正箇所が直ぐにわかるところから細かい修正も施されています。特にスケーティングなどはかなり修正されています。これだけの物をちゃんと放送開始時から流していればと悔やまれる作品です。この作品で丁度、フィギアスケートブームの火付け役ともなった作品だけに残念ですが、このDVDを観れば納得できます。
内容はとうとう全日本選手権。タズサは恥ずかしいFPの衣装を披露することになります。けど、よく考えてみればあんな衣装でジャンプが飛べるのが凄いですね。まあ、フィクションだから仕方ないですけど。けど、スケートの素晴らしさが伝わってくる作品です。ピートとの距離も縮んできてます。ちゃんと脇を固める妹、Coachと見所満載です。けど、来年に迫った冬季五輪に向けてこの作品も再評価されて然るべき物だと思います。
内容はとうとう全日本選手権。タズサは恥ずかしいFPの衣装を披露することになります。けど、よく考えてみればあんな衣装でジャンプが飛べるのが凄いですね。まあ、フィクションだから仕方ないですけど。けど、スケートの素晴らしさが伝わってくる作品です。ピートとの距離も縮んできてます。ちゃんと脇を固める妹、Coachと見所満載です。けど、来年に迫った冬季五輪に向けてこの作品も再評価されて然るべき物だと思います。
凄い価格設定! : スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 (UMD Video)(DVD)

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 (UMD Video)(DVD)
ジョニー・デップ,ヘレナ・ボナム=カーター,アラン・リックマン,ティモシー・スポール,サシャ・バロン・コーエン,
発売日:2008/06/11
2008/5/21 sproutベスト3レビュアー
スウィーニー・トッドは舞台化、映画化は何度もされているが、ジョニー・デップ演じる本作こそが「スウィーニー・トッド決定版」と言えるのではないだろうか?
それほど迄に本作の映像はインパクトがある。
全体をモノトーン調に抑えた中で、流血シーンの鮮やかさなど美術的な点は元より、ジョーニーの演技力がものをいう。
元々、彼女の元彼であったニコラス・ケイジに俳優業を薦められる前は、ミュージシャンで大成することを目指していただけあり、本作への歌への力の入れようは相当なものだ。
星5なのは作品としてユニークさ以外に、本製品が新作であるにも関わらず非常に低価格であること。
DVD版が4000円近くするのに対してUMD版は1500円と非常に価格で頑張っている。
UMDの今後に期待している。
それほど迄に本作の映像はインパクトがある。
全体をモノトーン調に抑えた中で、流血シーンの鮮やかさなど美術的な点は元より、ジョーニーの演技力がものをいう。
元々、彼女の元彼であったニコラス・ケイジに俳優業を薦められる前は、ミュージシャンで大成することを目指していただけあり、本作への歌への力の入れようは相当なものだ。
星5なのは作品としてユニークさ以外に、本製品が新作であるにも関わらず非常に低価格であること。
DVD版が4000円近くするのに対してUMD版は1500円と非常に価格で頑張っている。
UMDの今後に期待している。
再版を強く望む傑作! : Duck You Sucker (2pc) (Ws Coll Dub Sub Ac3 Dol)(DVD)

Duck You Sucker (2pc) (Ws Coll Dub Sub Ac3 Dol)(DVD)
James Coburn,Rod Steiger,Romolo Valli,Maria Monti,Rik Battaglia,
発売日:2007/06/05
2008/5/21 sproutベスト3レビュアー
ジェームス・ディーンが僅かに3本の出演作のみで名を後世へ残したように、
セルジオ・レオーネ監督は僅か7本の作品のみで映画界を大きく変えた男だ。
7作品の内、5作品がマカロニウェスタン(イタリア製西部劇)だった為に作品の質の良さとは別にハリウッドでは評価が低い。
西部劇を作れば観客が入ることに目をつけたイタリア映画界では毎月30本のペースでイタリア西部劇を乱作していた為だ。西部劇は製作費も安くロケもスペインなどで手軽に済む為に製作費は超安い。ポルノを作って収入を得るのに似ているので低レベルの作品が多かった。
レオーネもそんな西部劇ブームに便乗した監督であったが、彼はイギリスの巨匠デビッド・リーン並の大作を作ることを目指していた。(西部劇は出発点に過ぎなかった)
故に本作も分類は「マカロニウェスタン」でありながらスケールの大きさは桁違いだ。
戦争という大犯罪と2人の小悪党を対比させている点では「続夕陽のガンマン」にもつながるテーマを感じる。
レオーネ作品はストーリーが面白いだけでなく、画面構成、音楽の使い方、キャストやスタッフの選出など全てにおいて卓越している。ただ監督としての采配方法に役者との衝突は多かったというが…。まさに天才であった。
「夕陽のギャング達」のDVD版はスティングレイがレオーネスタジオからネガを持ち帰って「完全版」を発売したが、この品質は驚くほど良かった。
本作には4つのバージョンが存在しているが、アメリカ発売版はどのバージョンかは不明。
因みにスティングレイが国内で発売した時には「イタリア語完全版」と「英語・日本語版」があったが、画質的には「イタリア語完全版」の方が数段優れていた。(なぜだろう?)
「イタリア語完全版」並の画質で、日本語と英語をつけて、是非国内でも発売して欲しい。
映画史に残すべき傑作ですから。
セルジオ・レオーネ監督は僅か7本の作品のみで映画界を大きく変えた男だ。
7作品の内、5作品がマカロニウェスタン(イタリア製西部劇)だった為に作品の質の良さとは別にハリウッドでは評価が低い。
西部劇を作れば観客が入ることに目をつけたイタリア映画界では毎月30本のペースでイタリア西部劇を乱作していた為だ。西部劇は製作費も安くロケもスペインなどで手軽に済む為に製作費は超安い。ポルノを作って収入を得るのに似ているので低レベルの作品が多かった。
レオーネもそんな西部劇ブームに便乗した監督であったが、彼はイギリスの巨匠デビッド・リーン並の大作を作ることを目指していた。(西部劇は出発点に過ぎなかった)
故に本作も分類は「マカロニウェスタン」でありながらスケールの大きさは桁違いだ。
戦争という大犯罪と2人の小悪党を対比させている点では「続夕陽のガンマン」にもつながるテーマを感じる。
レオーネ作品はストーリーが面白いだけでなく、画面構成、音楽の使い方、キャストやスタッフの選出など全てにおいて卓越している。ただ監督としての采配方法に役者との衝突は多かったというが…。まさに天才であった。
「夕陽のギャング達」のDVD版はスティングレイがレオーネスタジオからネガを持ち帰って「完全版」を発売したが、この品質は驚くほど良かった。
本作には4つのバージョンが存在しているが、アメリカ発売版はどのバージョンかは不明。
因みにスティングレイが国内で発売した時には「イタリア語完全版」と「英語・日本語版」があったが、画質的には「イタリア語完全版」の方が数段優れていた。(なぜだろう?)
「イタリア語完全版」並の画質で、日本語と英語をつけて、是非国内でも発売して欲しい。
映画史に残すべき傑作ですから。
奥田瑛二、監督として頑張ってます : 風の外側(DVD)
2008/5/20 一色町民ベスト22レビュアー
主演はモデル出身の新人、佐々木崇雄と奥田監督の次女、安藤サクラ。山口県の下関を舞台に、お嬢様の女子高生とヤクザな青年が繰り広げるビターな純愛ストーリー。
ベタで強引な展開があったり、突っ込み所もありますが、序盤はけっこう面白かった。
ただ中盤以降、在日問題が出てきてからはなんだかストーリーが散漫になってしまった印象でした。単純に、ヤクザの青年とお嬢様女子高生の恋を描いた方が面白かったような気がします。
下関(人口の5%以上が在日の方)が舞台ということで、監督のインタビューによれば在日の問題はハズセなかったようですが、なんだか無理やり在日問題を入れたような感じで少々違和感がありました。
安藤サクラは、オペラの歌唱法に果敢に挑戦していて好感。お母さんの安藤和津にソックリだけど美人じゃないだよなぁ。(苦笑) でも、なかなか演技はうまくて良かったです。大竹しのぶや寺島しのぶみたいな路線でいけばいい、この先楽しみな女優の誕生ですね。
チンピラ役の佐々木崇雄は、いい雰囲気を持っているけど今回の役には合ってない感じ。「殺気」がどうも感じられない。
北村一輝や夏木マリはさすがの存在感で、彼ら登場すると画面が引き締まります。
奥田監督の前作「長い散歩」ほど心に響くものが無かったですが、秀作と言っていいと思います。
本作では敢えて大団円を用意せず、爽やかな青春映画路線を生真面目に狙った風で、それも良し。小説や特に漫画を原作にした映画ばかりの中、オリジナル脚本で勝負している奥田監督の姿勢、心意気に頭が下がるし今後も応援したいですね。
ベタで強引な展開があったり、突っ込み所もありますが、序盤はけっこう面白かった。
ただ中盤以降、在日問題が出てきてからはなんだかストーリーが散漫になってしまった印象でした。単純に、ヤクザの青年とお嬢様女子高生の恋を描いた方が面白かったような気がします。
下関(人口の5%以上が在日の方)が舞台ということで、監督のインタビューによれば在日の問題はハズセなかったようですが、なんだか無理やり在日問題を入れたような感じで少々違和感がありました。
安藤サクラは、オペラの歌唱法に果敢に挑戦していて好感。お母さんの安藤和津にソックリだけど美人じゃないだよなぁ。(苦笑) でも、なかなか演技はうまくて良かったです。大竹しのぶや寺島しのぶみたいな路線でいけばいい、この先楽しみな女優の誕生ですね。
チンピラ役の佐々木崇雄は、いい雰囲気を持っているけど今回の役には合ってない感じ。「殺気」がどうも感じられない。
北村一輝や夏木マリはさすがの存在感で、彼ら登場すると画面が引き締まります。
奥田監督の前作「長い散歩」ほど心に響くものが無かったですが、秀作と言っていいと思います。
本作では敢えて大団円を用意せず、爽やかな青春映画路線を生真面目に狙った風で、それも良し。小説や特に漫画を原作にした映画ばかりの中、オリジナル脚本で勝負している奥田監督の姿勢、心意気に頭が下がるし今後も応援したいですね。
しっかり青春映画しています : 妄想少女オタク系(DVD)
2008/5/20 一色町民ベスト22レビュアー
少女コミックを映画化した青春ラブ・コメディですが、『腐女子(美少年の同性愛大好き少女)』を真正面から描いた映画なんて、初めてかも。
同性愛を描いた映画はずいぶんありますが、ボーイズラブ好きの腐女子ちゃんが主人公の青春映画というヒネリ、腐女子に振り回されるノーマルな男子というのが面白いですね。普通逆のパターンなわけですが、しっかり青春映画、ラブコメ映画しているのがいいです。
監督の堀禎一は、ピンク映画出身とのことですが、ギリギリの低予算が伺えるミニマムな画面作りの中で、学園生活の躍動感と出演者自身の魅力という、青春ラブコメを支える二つの柱を着実に表現した点がなにより素晴らしい。撮影コストをかけずに画面外の広がりや世界観を再現してしまう超省予算テクニックは、その経験が生み出したものでしょう。
男の子に直接的な恋愛感情は持てないが、親友同士の千葉君と阿部君ができていると勝手に思い込んで、ウットリしてしまう主人公の浅井留美を演じた甲斐麻美は、「魔法戦隊マジレンジャー」に出てた娘らしいですが、メガネっ娘でアナクロなおさげ髪も似合う。ちょっと萌えな感じがピッタリでした。
同性愛を描いた映画はずいぶんありますが、ボーイズラブ好きの腐女子ちゃんが主人公の青春映画というヒネリ、腐女子に振り回されるノーマルな男子というのが面白いですね。普通逆のパターンなわけですが、しっかり青春映画、ラブコメ映画しているのがいいです。
監督の堀禎一は、ピンク映画出身とのことですが、ギリギリの低予算が伺えるミニマムな画面作りの中で、学園生活の躍動感と出演者自身の魅力という、青春ラブコメを支える二つの柱を着実に表現した点がなにより素晴らしい。撮影コストをかけずに画面外の広がりや世界観を再現してしまう超省予算テクニックは、その経験が生み出したものでしょう。
男の子に直接的な恋愛感情は持てないが、親友同士の千葉君と阿部君ができていると勝手に思い込んで、ウットリしてしまう主人公の浅井留美を演じた甲斐麻美は、「魔法戦隊マジレンジャー」に出てた娘らしいですが、メガネっ娘でアナクロなおさげ髪も似合う。ちょっと萌えな感じがピッタリでした。
是非、子供に見せて欲しい : アース スタンダード・エディション(DVD)
2008/5/20 一色町民ベスト22レビュアー
NHKの「プラネット・アース」で見た場面もありましたが、ハイビジョンカメラによる美麗な自然描写映像。ワンカットワンカット、どうやって撮影できたのかと驚嘆するような映像の凄さ!!大俯瞰で彼らの行動をとらえたかと思うと、ググッと彼らに接近する。演出不可能な動物の行動、その決定的瞬間をどうやっておさめたのか。気の遠くなるような時間と労力が掛かっていることが容易に想像できます。
ホッキョクグマの母子や乾季に水を求めて異動するアフリカゾウ、餌を求めて長い旅を続けるザトウクジラの親子などを軸に、多様な生命のありよう。
ただ、子シカを仕留めるヒョウのハンティングの様子。餌食になった子鹿など、動物たちの死の瞬間までは映さない。BBC製作ですから、あくまでも格調高い映像と演出。それはそれで悪くはありませんが、その学術的な装いが、妙に気取った感じもしないでもないですがね。(苦笑) また、「皇帝ペンギン」や「WATARIDORI」といった、1個の生物にポイントを絞ったドキュメンタリーや、「ホワイトプラネット」のような、ある地域の定点的なドキュメンタリーとは違って、『地球』全体を対象にしているので、少々散漫な印象はしかたないかな。
最後に語られる『地球が危ない!!』とのメッセージは、アル・ゴア氏の「不都合な真実」と同じなのだけれど、ダメな部分だけでなく、今あるままの地球の美しさ、動物や自然の凄さを見せつけられると、さらに我々も何とかしなくてはいう気にさせられます。
是非多くの子供達に見て欲しいですね。そして我々の地球にでは、生き物が生を謳歌し、太陽の恵みを受けて豊で美しい自然が息づいているという事を知って欲しい。更に一歩進んで『地球環境を守る』事の必要性までを感じられるかは難しいかもしれませんが、これらの映像を頭に焼き付けておく事は重要だと思います。
ホッキョクグマの母子や乾季に水を求めて異動するアフリカゾウ、餌を求めて長い旅を続けるザトウクジラの親子などを軸に、多様な生命のありよう。
ただ、子シカを仕留めるヒョウのハンティングの様子。餌食になった子鹿など、動物たちの死の瞬間までは映さない。BBC製作ですから、あくまでも格調高い映像と演出。それはそれで悪くはありませんが、その学術的な装いが、妙に気取った感じもしないでもないですがね。(苦笑) また、「皇帝ペンギン」や「WATARIDORI」といった、1個の生物にポイントを絞ったドキュメンタリーや、「ホワイトプラネット」のような、ある地域の定点的なドキュメンタリーとは違って、『地球』全体を対象にしているので、少々散漫な印象はしかたないかな。
最後に語られる『地球が危ない!!』とのメッセージは、アル・ゴア氏の「不都合な真実」と同じなのだけれど、ダメな部分だけでなく、今あるままの地球の美しさ、動物や自然の凄さを見せつけられると、さらに我々も何とかしなくてはいう気にさせられます。
是非多くの子供達に見て欲しいですね。そして我々の地球にでは、生き物が生を謳歌し、太陽の恵みを受けて豊で美しい自然が息づいているという事を知って欲しい。更に一歩進んで『地球環境を守る』事の必要性までを感じられるかは難しいかもしれませんが、これらの映像を頭に焼き付けておく事は重要だと思います。
バカ映画の皮をかぶった青春映画 : ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ(DVD)
2008/5/20 一色町民ベスト22レビュアー
冒頭から、ワクワク・ドキドキ感全開! 江戸時代のセットに高校生、それにチェーンソーを振り回す黒頭巾の大男。テロップの字体も時代劇調でこれはオバカ映画に違いないと、変な期待も高まる!!(笑)
ストーリーは単純(哀しい物語が隠されているが)で、とにかく謎のチェーンソー男と闘う謎の美少女に、なぜか巻き込まれるちょっと間抜けな高校生の物語。でもこれが、アクション・ホラー映画の皮をかぶったバカ映画ではなく、バカ映画の皮をかぶった青春映画でした。
また、オバカな雰囲気の映画の中でも、個人面談で担任(板尾創路)が言う。「お前らは頭がいい。反抗しようとしない。反抗したって変わらないことを知っている」と、当代若者気質を言い当てるシリアスなシーンも用意されています。それを認めるか否かではないのですがね。オジサンには結構しみる場面でした。(苦笑)
はたしてチェーンソー男とは、二人だけに存在する架空の人物なのか、それとも現実なのか??
チェーンソー男は、狭く捉えれば自殺衝動、広く捉えれば心の弱さ・ネガティブさのメタファーでしょうね。若者が抱えている漠然とした物足りなさや不安、苛立ち、悲しみから抜け出して行く過程がチェーンソー男との戦いに繋がるのかな。
チェーンソー男に負ける=自殺を連想させるシーンもありました。それでも、生きて行かなきゃならないし、人生は続く...。
ともあれ、監督の北村拓司はCM出身らしく映像はユニーク。特に、ワイヤアクションはそれと意識させません。VFXを駆使した映像は、楽しく観れました。
ストーリーは単純(哀しい物語が隠されているが)で、とにかく謎のチェーンソー男と闘う謎の美少女に、なぜか巻き込まれるちょっと間抜けな高校生の物語。でもこれが、アクション・ホラー映画の皮をかぶったバカ映画ではなく、バカ映画の皮をかぶった青春映画でした。
また、オバカな雰囲気の映画の中でも、個人面談で担任(板尾創路)が言う。「お前らは頭がいい。反抗しようとしない。反抗したって変わらないことを知っている」と、当代若者気質を言い当てるシリアスなシーンも用意されています。それを認めるか否かではないのですがね。オジサンには結構しみる場面でした。(苦笑)
はたしてチェーンソー男とは、二人だけに存在する架空の人物なのか、それとも現実なのか??
チェーンソー男は、狭く捉えれば自殺衝動、広く捉えれば心の弱さ・ネガティブさのメタファーでしょうね。若者が抱えている漠然とした物足りなさや不安、苛立ち、悲しみから抜け出して行く過程がチェーンソー男との戦いに繋がるのかな。
チェーンソー男に負ける=自殺を連想させるシーンもありました。それでも、生きて行かなきゃならないし、人生は続く...。
ともあれ、監督の北村拓司はCM出身らしく映像はユニーク。特に、ワイヤアクションはそれと意識させません。VFXを駆使した映像は、楽しく観れました。
ぴたっ、ぴたっとハマっていく伏線が、バツグンに面白かった映画 : 運命じゃない人(DVD)
2008/5/20 風ベスト78レビュアー
「ああ、あの場面の裏では、そういうことが起きていたんだ」とか、「そっかー。あの人とこの人は、そういうふうにつながっていたんだ」とか思ったなあ。虫食い状態で、あちこち欠けていたパズルのピースが、ぴたっ、ぴたっとハマっていく伏線が、バツグンに面白かった映画。
それと、もうひとつ。登場人物同士が、ビリヤードの玉突きのようにつながっていく妙味がありましたね。さっきは脇役だった人物が、しばらくすると、今度はスポットライトが当たって主役になっていて、そこで脇役だった人物が、またしばらくするとスポットライトが当たって主役になっている・・・・・・。そこからあぶり出され、浮かび上がってくる、それぞれの人物の持ち味とからまり具合が、とても面白かった。
ラストは、もっとひねってあってもよかったのではないか。というか、まだまだ話が続いていきそうな、いや、続いていけばいいなあと期待したんだけれど。
話の仕掛け、伏線の張り方など、とても気が利いていて、これはおっもしろいなあと拍手したくなった一本。続編、出てないですよね。見てみたいんだけどなあ。
それと、もうひとつ。登場人物同士が、ビリヤードの玉突きのようにつながっていく妙味がありましたね。さっきは脇役だった人物が、しばらくすると、今度はスポットライトが当たって主役になっていて、そこで脇役だった人物が、またしばらくするとスポットライトが当たって主役になっている・・・・・・。そこからあぶり出され、浮かび上がってくる、それぞれの人物の持ち味とからまり具合が、とても面白かった。
ラストは、もっとひねってあってもよかったのではないか。というか、まだまだ話が続いていきそうな、いや、続いていけばいいなあと期待したんだけれど。
話の仕掛け、伏線の張り方など、とても気が利いていて、これはおっもしろいなあと拍手したくなった一本。続編、出てないですよね。見てみたいんだけどなあ。
正に伝説の1本、祝!DVD化。 : 地球爆破作戦 (リクエスト・ムービー 第1弾)(DVD)
2008/5/19 hide-bonベスト65レビュアー
ジョセフ・サージェントは、70年代に2本の極めつけの傑作を残している。ひとつは、サスペンス映画として屈指の面白さを放つ「サブウェイパニック」。もうひとつは、「チャイナシンドローム」のジェームズ・ブリッジスの脚色を得て撮り上げたSFスリラーの「地球爆破作戦」。特に、今作は、全く陽の目を見る事なくスプラッシュ公開され、名画座でその面白さが口コミで広がっていった作品、今までヴィデオにすらなっていなかった映画ファン伝説の1本、いきなりの廉価化が嬉しい待望の初DVD化だ。
東西陣営の冷たい戦争未だ続く中、合衆国政府が創造したコンピューターシステム・コロッサス。感情に左右されず理性で対応し、憎悪も恐怖も迷いもなく正確に物事をジャッジするマシーンに国家の安全を委ねたその時、コロッサスが意思を持ち、敵陣営のソビエトの最新鋭コンピューターと交信し、疎通を謀り、人類を支配しようとする。映画の殆どが、研究所の中枢基地内で進行し、密室劇の様相。ドキュメンタリー・タッチで描かれるコロッサスとその製造者である博士たちとの丁々発止の頭脳戦と息詰まるサスペンスが面白い。核兵器の掌握を盾に、いっときの自由も許さず監視するコロッサスに対して、博士が取る奇策とは何か?そして、果たして人類は危機を脱し得るのか?映画が製作された70年、来る近未来の叡智と期待されたコンピューターへの絶対的信頼、神聖化がなされていた当時の背景と設定は、今観ると、手だれたものがあるが、戦争も貧困もなくなるユートピア世界の担い手としての存在が、コンピューター同士のコミュニケート、即ち“愛”=“感情”が生まれることで、人類にとって最強のモンスターになっていくのが何とも皮肉だ。
東西陣営の冷たい戦争未だ続く中、合衆国政府が創造したコンピューターシステム・コロッサス。感情に左右されず理性で対応し、憎悪も恐怖も迷いもなく正確に物事をジャッジするマシーンに国家の安全を委ねたその時、コロッサスが意思を持ち、敵陣営のソビエトの最新鋭コンピューターと交信し、疎通を謀り、人類を支配しようとする。映画の殆どが、研究所の中枢基地内で進行し、密室劇の様相。ドキュメンタリー・タッチで描かれるコロッサスとその製造者である博士たちとの丁々発止の頭脳戦と息詰まるサスペンスが面白い。核兵器の掌握を盾に、いっときの自由も許さず監視するコロッサスに対して、博士が取る奇策とは何か?そして、果たして人類は危機を脱し得るのか?映画が製作された70年、来る近未来の叡智と期待されたコンピューターへの絶対的信頼、神聖化がなされていた当時の背景と設定は、今観ると、手だれたものがあるが、戦争も貧困もなくなるユートピア世界の担い手としての存在が、コンピューター同士のコミュニケート、即ち“愛”=“感情”が生まれることで、人類にとって最強のモンスターになっていくのが何とも皮肉だ。
すごいぜ、金子監督! 超展開の連続にヘソが茶を沸かす、監督第1作! : 宇能鴻一郎の濡れて打つ(DVD)
2008/5/18 しんのじベスト23レビュアー
“平成ガメラ”“GMK”、そして『デスノート』で知られる金子修介監督の第1作。1984(昭和59)年2月公開。
この映画、なんと55分しかない。これは当時のにっかつ系作品としても、かなり短い部類に入る。この55分間という時間の中に、金子監督はその若き情熱、やりたいことのすべてをぶつけているかのようだ。
テニス(とエッチ)に青春をかけるヒロインの名前はひろみ、彼女のあこがれの存在は、縦巻きカールの“お蝶サマ”(ひろみはちゃんと、ねこ―かわいい!―を飼っている。芸が細かい)。というわけで、一応、芥川賞作家にして官能小説の大家・宇能鴻一郎氏の原作をいただいてはいるものの、これは明らかに『エースをねらえ!』の実写パロというか、濡れ場たっぷりの『月曜ドラマランド』というか。超展開に次ぐ超展開で、ヘソが茶を沸かしている間に終わってしまう。
どっちかというと、みんなで笑いながら劇場で観たいタイプの作品ではある。
それにしても、登場人物のみなさん、エッチに関する考え方があっけらかんとしていて、軽くて明るい。この辺が「80年代だよなぁー」、という感じ。ヒロインを演じる山本奈津子さんは、個人的には当時、そんなにグッとは来なかったのだが(“風祭ゆき派”だったので…)、まさにこのキャラにはジャスト・フィット。そして“お蝶サマ”を演じた林亜里沙さん、濡れ場になるとちょっと大人な感じで、なかなかイケました。
そして、ひろみに恋するオタク少年へのあたたかい視線にも、ちょっと注目。
ピクチャーレーベル、予告編収録。単色4ページの解説書つき。
画質は良好です。
最後に。近年ソフト化されていない、金子監督はじめての一般向け映画『みんなあげちゃう』(原作は弓月光のコミック。脚本は井上敏樹。ウルトラの母も登場!)が気軽に観られる状況になってくれれば、と願っているのですが…。
この映画、なんと55分しかない。これは当時のにっかつ系作品としても、かなり短い部類に入る。この55分間という時間の中に、金子監督はその若き情熱、やりたいことのすべてをぶつけているかのようだ。
テニス(とエッチ)に青春をかけるヒロインの名前はひろみ、彼女のあこがれの存在は、縦巻きカールの“お蝶サマ”(ひろみはちゃんと、ねこ―かわいい!―を飼っている。芸が細かい)。というわけで、一応、芥川賞作家にして官能小説の大家・宇能鴻一郎氏の原作をいただいてはいるものの、これは明らかに『エースをねらえ!』の実写パロというか、濡れ場たっぷりの『月曜ドラマランド』というか。超展開に次ぐ超展開で、ヘソが茶を沸かしている間に終わってしまう。
どっちかというと、みんなで笑いながら劇場で観たいタイプの作品ではある。
それにしても、登場人物のみなさん、エッチに関する考え方があっけらかんとしていて、軽くて明るい。この辺が「80年代だよなぁー」、という感じ。ヒロインを演じる山本奈津子さんは、個人的には当時、そんなにグッとは来なかったのだが(“風祭ゆき派”だったので…)、まさにこのキャラにはジャスト・フィット。そして“お蝶サマ”を演じた林亜里沙さん、濡れ場になるとちょっと大人な感じで、なかなかイケました。
そして、ひろみに恋するオタク少年へのあたたかい視線にも、ちょっと注目。
ピクチャーレーベル、予告編収録。単色4ページの解説書つき。
画質は良好です。
最後に。近年ソフト化されていない、金子監督はじめての一般向け映画『みんなあげちゃう』(原作は弓月光のコミック。脚本は井上敏樹。ウルトラの母も登場!)が気軽に観られる状況になってくれれば、と願っているのですが…。
スピルバーグの映画オモチャ箱。 : 1941 (リクエスト・ムービー 第1弾)(DVD)
2008/5/18 hide-bonベスト65レビュアー
やっと出ますか(笑)。一般的には、当時飛ぶトリを落とす勢いだった天才映画小僧スピルバーグが、一転敗北にまみれた壮大な失敗作との評価が強い映画だが、一部で根強い人気を持ったカルト作。待望の初DVD化だ。
真珠湾奇襲から次は本土攻撃か、との疑心暗鬼と不安に駆られるサンタモニカとロサンジェルスの人々のナイトメアな一日を群集劇コメディとして騒々しく描いているが、とにかく様々な要素がごった煮的に盛り込まれた作品。スラップスティック、スイング・ジャズ、SFXな戦闘シーンに、ボーイ・ミーツ・ガールが、オリーブをめぐってのポパイ&ブルートを連想させる三角関係になり、それが、ジルバ・コンテストを契機にしての町中大混乱。日本軍はアメリカの精神的支柱であるハリウッド壊滅に腐心し、同盟軍三船敏郎とクリフトファー・リーは互いの母国語で会話し、ブルース・ブラザーズの2人組はスーツならぬ軍服姿、ナンシー・アレンは飛行機フェチ、ロバート・スタックは「ダンボ」に涙し、ウォーレン・オーツは唸り声を上げ、清水宏は“HOLLYWOOOOOOD!!”と連呼し、戦車は自動車をアルミ缶を押しつぶすかの様にぺしゃんこにし、海岸沿いの民家は自爆?し、そして観覧車は橋を渡る(笑)、、、。正に破滅的なコメディ、存在そのものがオカシ過ぎるジョン・ベルーシーを除けば作り手の思惑ほどには笑えないし、完全版で陽の目を見たシーンはいかにも冗長だが、それらも全部ひっくるめて、スピルバーグの映画オモチャ箱とも言うべき賑やかさで、まるで、アメリカが拠点のファミレス店で、ヴァラエティに富んだ料理をまとめ食いしたような満腹感と胃もたれ感が味わえる。
真珠湾奇襲から次は本土攻撃か、との疑心暗鬼と不安に駆られるサンタモニカとロサンジェルスの人々のナイトメアな一日を群集劇コメディとして騒々しく描いているが、とにかく様々な要素がごった煮的に盛り込まれた作品。スラップスティック、スイング・ジャズ、SFXな戦闘シーンに、ボーイ・ミーツ・ガールが、オリーブをめぐってのポパイ&ブルートを連想させる三角関係になり、それが、ジルバ・コンテストを契機にしての町中大混乱。日本軍はアメリカの精神的支柱であるハリウッド壊滅に腐心し、同盟軍三船敏郎とクリフトファー・リーは互いの母国語で会話し、ブルース・ブラザーズの2人組はスーツならぬ軍服姿、ナンシー・アレンは飛行機フェチ、ロバート・スタックは「ダンボ」に涙し、ウォーレン・オーツは唸り声を上げ、清水宏は“HOLLYWOOOOOOD!!”と連呼し、戦車は自動車をアルミ缶を押しつぶすかの様にぺしゃんこにし、海岸沿いの民家は自爆?し、そして観覧車は橋を渡る(笑)、、、。正に破滅的なコメディ、存在そのものがオカシ過ぎるジョン・ベルーシーを除けば作り手の思惑ほどには笑えないし、完全版で陽の目を見たシーンはいかにも冗長だが、それらも全部ひっくるめて、スピルバーグの映画オモチャ箱とも言うべき賑やかさで、まるで、アメリカが拠点のファミレス店で、ヴァラエティに富んだ料理をまとめ食いしたような満腹感と胃もたれ感が味わえる。
ケヴィン・コスナーはじめ、「アンタッチャブル」カルテットの心意気に、胸熱くなる映画 : アンタッチャブル(通常版)(DVD)
2008/5/17 風ベスト78レビュアー
1930年代初頭のシカゴ。ギャングのドンとして君臨していた帝王アル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)の逮捕に向けて、特捜班「アンタッチャブル」のチームが徹底抗戦するストーリー。
「アンタッチャブル」の四人、エリオット・ネス(ケヴィン・コスナー)、ジム・マローン(ショーン・コネリー)、ジョージ・ストーン(アンディ・ガルシア)、オスカー・ウォレス(チャールズ・マーティン・スミス)の結束力、チームワーク、心意気が、びんびん伝わってきて、清々しい気持ちに駆られました。
スタイリッシュなセンスに貫かれた映像の、なかでも印象に残ったシーンがふたつ。
新聞に叩かれて落ち込むケヴィン・コスナーが、帰宅途中の橋の上、初老の警官マローンに初めて会うシーン。気骨あるアイルランド系警察官を演じた長身、大柄なショーン・コネリーと、静かななかに熱い闘志を秘めたケヴィン・コスナー。「この男となら・・・」と、ふたりが互いを認め合う対話に、じんとしびれました。
もうひとつ。ネスとストーンが、駅でギャング一味を待ち受けるシーン。いやが上にも緊迫感を高めるアイテムとしてここで重要な役割を担うのが、赤ちゃんの乗った乳母車。エイゼンシュテイン監督のクラシックな映画『戦艦ポチョムキン』、その「オデッサの階段」のシーンを彷彿とさせる名場面。このシーンがまた、実に見ごたえがあって素晴らしい。どきどきしました。
唯一残念だったのが、エンニオ・モリコーネの音楽。大好きな作曲家なのですが、この映画に関してはやや期待ハズレかな。映画の雰囲気と微妙にズレている気がしたんですけれど・・・。
ブライアン・デ・パルマ監督の1987年の作品。この監督の映画では、『キャリー』(1976)と並んで、お気に入りの一本になりました。
「アンタッチャブル」の四人、エリオット・ネス(ケヴィン・コスナー)、ジム・マローン(ショーン・コネリー)、ジョージ・ストーン(アンディ・ガルシア)、オスカー・ウォレス(チャールズ・マーティン・スミス)の結束力、チームワーク、心意気が、びんびん伝わってきて、清々しい気持ちに駆られました。
スタイリッシュなセンスに貫かれた映像の、なかでも印象に残ったシーンがふたつ。
新聞に叩かれて落ち込むケヴィン・コスナーが、帰宅途中の橋の上、初老の警官マローンに初めて会うシーン。気骨あるアイルランド系警察官を演じた長身、大柄なショーン・コネリーと、静かななかに熱い闘志を秘めたケヴィン・コスナー。「この男となら・・・」と、ふたりが互いを認め合う対話に、じんとしびれました。
もうひとつ。ネスとストーンが、駅でギャング一味を待ち受けるシーン。いやが上にも緊迫感を高めるアイテムとしてここで重要な役割を担うのが、赤ちゃんの乗った乳母車。エイゼンシュテイン監督のクラシックな映画『戦艦ポチョムキン』、その「オデッサの階段」のシーンを彷彿とさせる名場面。このシーンがまた、実に見ごたえがあって素晴らしい。どきどきしました。
唯一残念だったのが、エンニオ・モリコーネの音楽。大好きな作曲家なのですが、この映画に関してはやや期待ハズレかな。映画の雰囲気と微妙にズレている気がしたんですけれど・・・。
ブライアン・デ・パルマ監督の1987年の作品。この監督の映画では、『キャリー』(1976)と並んで、お気に入りの一本になりました。
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